最愛の人

　
　
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タラシやったウチと
タラシやったあんた。

喧嘩上等なウチら。

２人で悪い事もしたし、
数えきれんぐらい
喧嘩もした。

気づけばもう付き合って
２年経ってた。

ウチはあんたが
最後の男やって思ってる

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約束なんかしやんかったらよかった‥

そして次の日。

昼前に春花が来て２人で美紀を迎えに行って３人で裕太の家に行った。

『家の前ついた』

『わかった』

しばらくして裕太が出てきて、お母さんに挨拶して裕太の部屋へ。

部屋の中に裕斗君と和也君(裕太の友達)も居た。

｢適当に座りやー♪｣

春花が居るからなのか異常にテンションの高い裕太。

それ見た時には既に泣きそうになった。

泣きそうになるのを我慢して、とりあえず座った。

順番は､美紀→ウチ→裕太→春花→裕斗君→和也君やった。

なんで裕太の横に春花なん？とか思ったけど、何もなかったしみんなで盛り上がってた。

でも時間が経つにつれてウチは美紀と２人で話してた。

裕太と裕斗君と和也君と春花は4人で楽しそうにしてたし、ウチと美紀は無視されてた

どんだけ楽しくても普通は彼女を呼ばへん‥？ウチの考えが間違ってるんかな？

美紀と２人で話してる時も常にウチの目線は裕太の所。

裕太を見ながら泣きそうになってたら美紀が気づいたのか裕太に話しかけてくれた

｢裕太!!結愛可哀相やろ!!｣

でも裕太は聞こえてないみたいで、ウチがいるのを忘れてるのか変な事を言い出した

｢春花ちゃんアド教えてよ♪｣

聞いた瞬間に今まで我慢してた涙が出た。

でも気付かれたくなくて美紀の傍へ行って泣いた。

｢美紀‥どうしよ‥。｣

｢美紀がしばいてくる｣

｢それはやめて。ウチ帰るな‥｣

その場にいるのが嫌でウチは笑いながら裕太に

｢ごめん!!用事できたから帰るな!!｣
って言った。

｢おぉ!!気をつけて帰れよー｣

送ってくれへんの？帰るなって言ってくれへんの？

また涙が出てきた。

泣いてるのを見られたくなくて走って家から出た。

一人で歩いてたら後ろから腕を掴まれた。

｢ごめんな‥まぢごめん｣

裕太が来てくれた!!

振り返ったら裕太じゃなくて裕斗君が立ってた。

｢結愛ちゃん歩くん早すぎる!!｣

｢ごめ‥ん｣

まだ泣き止む事が出来てなかったから下を向いて喋った

｢結愛ちゃん泣いてる‥？｣

｢大丈夫。泣いてないから!!｣

無理矢理作った笑顔で裕斗君の顔をみた。

絶対ぶさいくやった。

｢ごめんな｣

｢なんで裕斗君が謝るん？｣

｢結愛ちゃん部屋でも泣いてたやろ？｣

｢泣いてないで？｣

｢嘘つくなよ。俺な？初めて会った日から結愛ちゃんの事好きやねん｣

いきなりの告白やった。

｢ごめん‥。ウチは裕太だけやねん。でも裕太は春花の事好きになったんかなぁ？ウチの事嫌いなんかなぁ？裕太の為やったらウチ､死んでもいいって思ってた。｣