甲子園･･･それが夢!!

｢お前なに？｣
｢ずいぶん生意気だなー｣
初めて
涼真(ﾘｮｳﾏ)に言われた言葉だ。

まり
｢はい？てか誰？｣

涼真
｢涼真だけど？てかお前野球バカにすんな｣

まり
｢バカにしてないわ!まじなんなんだしー｣

まりは
あん時高２やった

涼と出会ったのは
高２の夏休み。

あそこはデカい病院

まりは高校でマネージャーやってた。

夏休みの練習中にケガした部員と先生と病院来てて

まりはその部員に言った
まり
｢大樹さぁー、何回ケガしたら済むの？わざと？本当もっとしみじみ練習しなさい｣

それを聞いてた涼が
まりに口出ししてきた。
まりは涼にめっちゃ
ムカついた

でもそんときは
それだけ。

それから長い長い
夏休みが続いたある日

まり、練習中に血を吐いて病院に運ばれたときがあった

診断結果は
胃潰瘍

簡単な手術をすることになった

２週間の入院生活が始まった

まりの親は母子家庭だったから親はずっと仕事の日々

手術するまで何日かあり、あたしは野球ボールもって庭で壁に軽く投げて遊んでた。

一応病人なんで。ﾜﾗ

｢お前投げ方きれいだな｣後ろから話しかけられた
まり
｢あー!!!この前の｣

涼真
｢そうそう。中宮涼真(ﾅｶﾐﾔﾘｮｳﾏ)。俺野球めっちゃ好き｣

まり
｢まりだって野球めっちゃ好き。まりは大山まりだよ｣

涼真
｢まりか～。｣

その日がきっかけに涼と仲良くなった

いつの間にか２人は
まり･涼と呼び合っていた

あっと言う間に２週間

あたしは無事
退院をした。

涼はまりに

涼真
｢メールしてくれよ｣
と手紙書いてくれて
中にアドレス書いてあった。

下手くそな字

退院してから毎日
メールをした。

メール･メール･メール
の毎日。

メールを始めて１ヶ月

涼真
<まりー、これ真面目な話しね!!俺ね、ちょっとした病気なんだ。俺ね、まりのこと好きなんだけど。これ以上好きになったら辛いからもうメールやめよう>