まくらほすと

「飲みに行くべｯｯ!!」

「いこー★」

あたし(りな)と
親友のゆりは
いつものように
札幌の小さなネオン街へ…

「俺いま暇～…」
そのホストはふてくされる｡
「考えとく♪」
あたしはニコｯと笑い
ネオン街から少し離れる｡

なんでかって？

周りに他の指名ホストがいたから｡
他店たくさん行ってたら一途な女みたいじゃないし…

ネオン街から離れて
携帯チェック｡
普段鳴らない携帯にたくさんホストからメールがくる｡

「今日は誰にしょうかなぁ～…あ!!!悠んとこいきたい!!!」

悠とはこの前､新規でいったお店｡
悠からも連絡きてたしあたしはメールを送る｡

「今日､シャンパン飲みたいなーっ…でも酔ったら寂しいな

」

と送信!!
遠回しに
お金使う､アフター行こうって意味ってバレバレだよね｡
売れないホストは必死｡
きっとね…

「きてきて^^俺明日予定ないし

」

成功｡あたしとゆりは悠のお店へ向かう｡

悠は新人で前回はアフターにいかなかった｡
今日こそ…

「りな､ゆりちゃん久しぶり!!のもっ」

ゆりは悠がお世話になってる先輩を気に入っている｡
あたしは悠｡
お互い2人の世界へ…

シャンパンも何本かいれ
酔ってきた感じ…

すると閉店｡

「りなありがとう…終わったらどこいく？？？でも眠たいな…一緒に寝よ？？？」

あたしは沢山お金を使ったかいがあった｡
ホストは金｡

でも新人で自分から…エッチ好きなのかな…

あたしは会計を済まし悠をまった｡

お店をでて
ゆりと解散｡

30分くらいすると
悠がきた｡

そしてあたし達は
ネオン街からホテル街へ…｡

部屋にはいると
悠は抱きついてきた｡

「…りな可愛い…ありがとう…ﾁｭｯ」
キスをされ
おしだおされて…

ぎゅってされてあたしはハマるの｡
その繰り返し…
バカだよね｡

だって寂しいじゃん

だれにも相手にされない私｡

初彼氏もホスト
ぜんぶ初めてはホスト｡

あたしの恋愛にはホストしかないよ｡