初恋｡

小川愛奈(15)

15～16才の時の話しです｡
初めてなんでへたくそだし
読みづらいと思いますが
よかったら読んで下さい

楽しい会話をしながら
ついたのはカラオケ｡

隣に座ってきたしんや君｡
｢近い近い～｣
笑いながら
しんや君と間をあけた｡

お酒をのみながら
たくさん歌った｡

耳元で言わないと
聞こえない程の爆音｡

まだ歌の順番がこないから
煙草を吸おうとしたら､
ライターがない｡

しょうがないから
しんや君の耳元で
｢ライター貸して｣と言った｡

｢いいよ!てかあげる｣

｢ありがとう｣

ライターを受け取り
ポッケにしまった｡

もう一度ありがとうと言うと
頭を撫でられた｡
優しい笑顔､､､

この時から､
あたしはあなたに
惹かれていたのかもしれない｡

｢次は俺だぜーっ｣

しんや君がノリノリで
マイクを握る｡
切ない､ラブソング｡
時々あたしの目をみて
歌ってくる｡
少しドキドキした｡

びっくりするぐらい
歌がうまくて
歌詞も胸に響いて
泣きそうになってると
また頭を撫でてきた｡

歌が終わり曲が止まった｡
その瞬間､
プルルルルル
部屋の電話が鳴る｡

けいた君が一番近かったから
電話を受けた｡
｢あと１０分だって｣
しんや君はのびをしながら
｢じゃあ行こうぜーっ!!｣
と､言った｡

あたしは真っ直ぐ
歩けない位酔っていて
沙希におんぶをせがんだ｡
沙希はだるそうにしゃがみ
｢乗って｣と言ってくれたけど
｢愛は俺がもってく!!｣
しんや君の背中に乗った｡
大きくて､あったかくて､
寝てしまいそうだった｡

沙希の家まで送ってもらった｡

｢なんか愛奈
いい感じじゃん～｣

沙希がニヤニヤしながら
言ってくる｡

｢絶対しんや君
愛奈のこと気にいってるよ｣

｢そんなことないって!!｣

顔が赤くなるのが
自分でもわかる｡
そうだったら嬉しいな､と
思いつつも全力で否定した｡

｢沙希はどうなの？
けいたくんとさ｡｣

｢あーあたしは別に
どうもないよっ!｣

｢へー､､まじかー､､
てかさっ!!｣

その話しからそれ､
他愛もない話しをして
いつのまにか寝ていた｡

次の日の夜､
しんや君に電話をしてみた｡

プルルルルル‥
プルルルルル‥

｢もしもーし｣

２コールで出た｡

｢あっあたし!!愛奈っ!!｣

｢やっと電話してきたな!!
ちょっと待って｣

そう言うと電話は切れた｡
～♪
すぐにあたしの携帯が鳴った｡
番号はしんや君｡

｢何で切ったの？｣
｢何でもない｣
｢変なの～｣

しんや君は本当に
面白くて
いつのまにか
２時間もたっていた｡

それから夜は毎日
長電話をしてた｡
しんや君からかかってくるし
あたしからもかけてた｡

あたしがかけると必ず
出ないで､
すぐかけ直してくる｡

初めは気付かなかったけど
あたしに料金が
かからないようにしてくれてる｡

それを聞いても
｢お前の勘違い｣って言うけど
あたしの勘違いなんかじゃない｡

しんや君は優しい｡