素直になれたら

ありきたりな話なんじゃけど、
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ひたすら、泣いた。
鼻水垂らしながら(笑)

ある程度泣いたら、自然と涙が止まったけんクローゼットを開けた。

時期外れの服から、使わん物を段ボールや、袋に詰めてった。

『とりあえず今日は、ここまで！』
区切りをつけ、仕事に戻った。

仕事つっても、自営業じゃけ、家でも顔を会わせ仕事でも顔を会わせる。

正直、お母さん等に顔を会わせずらかった。

ユウキ君は、視界に入るたびに、
ウザかったし、喋りたくもなかった。

でも寝る時は、お互い寝室で、寝よった(笑)
布団は、別じゃけど。

別れとるのに、変な話じゃでなあ～…

明日から、朝４時起きで初のコンビニバイトに、頭を切り替えて寝た。

ａｍ４：００
携帯のアラームが鳴り出し、無事に起きて、支度し家を出た。

まだ、夏が抜けてない季節だったけ、体に当たる風が、すがすがしくて、気持ちが良かった。

初のコンビニバイトは、思ったより、する事が多いいし、
慣れてないってのもあって、レジ打ちが大変だったな。
朝７時半から、８時に掛けて客の出入りは、半端なかった。

帰る前に、レジマイナスのチェックをし、
プラマイゼロだったけ店長に
『今日は、いつもより忙しかったのに、初のレジでゼロやから、凄いやん！！』
単純に嬉しかったし、
更に、頑張る気になった(笑)

無事に、コンビニを終えて、すぐ家に帰って着替えて店の手伝いに入った。

二週間こんな感じで、アッとゆう間に、過ぎたわ。

引っ越し当日。
最後の共同作業が、始まった。
自分の荷物を乗せれるだけ、車に乗せ、
タンスや冷蔵庫などは、男手を借り積み終えた。

目的地は、アイの新居へ
車を走らせた。

アイの新居は、この家から３０分くらいのとこ。
喋る事なく、目的地到着。

着くと同時、部屋のカギを開け荷物を下ろした。
四人で、するもんじゃけ
すぐに運び終えた。

手に持ったキーケースから、
家のカギを外し、お母さんに返した。

『引っ越しの手伝いしてくれて、有り難うございます！

それと、今まで本当に、お世話になりました！！
元気で、やって下さい。』

上手く笑って言えとったじゃろぅか…。

お母さんは、笑顔で
『アイちゃん、頑張るんで！
アイちゃんなら、一人でやっていけるんじゃけん！』

続いて、お父さんも

『もし、飯が食えれんよぅになったら、いつでもウチへ来いよ。』

そぅ言って、さよならした。

ユウキ君とは、特別最後まで会話ってゆうモノは、してない。

ユウキ君あっての、家族だったけど、

形じゃないモノを沢山くれた。
【家族】
、を知らんかったアイに、その意味を教えてくれた。

お父さん。お母さん。
ありがとぉ！！
幸せに、なって下さい。

ここから、スタートを切ろぅ。
すぐさま、物の配置を決め動かす。小物など、テキトーに並べ置いてった。
ある程度、部屋らしくなって、気がつけば、晩になっとった。

風呂に入り、寝る支度をし
真新しい布団を、地べたに引いた。

引っ越し初日は、
落ちつかず、ソワソワしとったなー…
それに、『孤独』
を、感じたわ。

なかなか、寝付けれん状態で
朝を迎えた。

それから、一週間が経って
まだ一人暮らしに、違和感ゆうか、
『孤独』を感じつつも、

仕事の方は、慣れ始めて
やっと、お客さんの顔を見て

『いっらっしゃいませ！
おはよぅございます！』と、挨拶が出来始めた。

働き当初に比べ、仕事を順調にこなしいく自分の姿に、嬉しくなった（笑）