愛
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#1 [華恋] 09/08/23 04:32
信じたいと願うのは
相手を信用してない証拠の気持ち
信じたい 信じれない
守りたい 守り抜きたい
小さくて弱くても
気持ちは高く強く
‥‥‥あなたはあの約束を覚えてますか。
私は忘れられそうにありません。
#11 [華恋]
『………』
陸くん、賢ちゃんの友達。
陸くんも知ってたのかな。
2人して私を騙してたのかな。
もうだれも信じられないよ…。
:09/08/23 05:23
:P02A
:QtL0CqPY
#12 [華恋]
翌日、朝起きると泣いてる自分にビックリした。
あと、また陸くんからの着信が増えてて、慌てて連絡した。
電話は何コールか鳴って、眠たそうな陸くんの声がした。
:09/08/23 05:28
:P02A
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#13 [華恋]
『……もしもし』
『あ、おはよう。あ、亜希だけど……昨日、電話ありがとう。あたし、寝てて。』
『…あー、……ちょ、待ってな。』
『ん?……あ、はい。』
ガチャ、とドアが開く音。小さく『さむっ』と聞こえてきた。
『…おっけー。で?あ、俺か。』
『わざわざ外出たの?』
『賢達寝てるからな。』
:09/08/23 05:33
:P02A
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#14 [華恋]
賢達…………。
『賢ちゃん、彼女と寝てるの?』
『え!?……あー、………。』
『そっか。』
そうだったんだ。
昨日いっぱい泣いたのにまた涙が溢れそうになった。
:09/08/23 05:35
:P02A
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#15 [華恋]
『……大丈夫か?』
『…うん、大丈夫…。』
『そうか…。ならいいんやけど。』
『……………』
『声が死んでるで?』
『いや、生きてるし!元気だし!大丈夫だし!』
はははっと笑う声がした。
『ならよかったわ。…亜希、しんどかったら俺頼っていいきな。』
『……え?』
『や、賢はもう、お前とより戻す気ぃないみたいだし…。俺なら、って思って。』
『…………。』
賢ちゃん…………。
:09/08/23 05:41
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#16 [華恋]
『てか、賢からもよろしく言われてて……。あいつ、なにげにお前の事、気にしてるんだよ。』
『…そんなの、いらないよ。』
『…………』
『賢ちゃんじゃないと、意味ないよ…。』
『……だよな…………。』
:09/08/23 05:43
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#17 [華恋]
また泣きだしてしまった私に、陸くんも何も言えなかった。
『……………亜希』
『…………はい。』
『…お前、今日でも明日でも、出てこれる時ない?』
『明後日なら…ヒマだけど。』
『なら明後日。遊びに行こ!ぱぁーっと!なっ!楽しもう!』
『……そんな、急に…。』
『高校合格祝いも兼ねて!祝う祝う言うて、してなかったやん!』
『……いや、でも私』
『決めた!俺が決めた!お前に拒否権はない!』
『は……?』
:09/08/23 05:48
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#18 [華恋]
『ならまた夜連絡する!』と言って、陸くんは電話を切った。
強引なとこは賢ちゃんと同じ。賢ちゃんの時はそこが好きだった。
また夜に電話くれるんだから、その時に、賢ちゃんの話、ちゃんと聞こう…。
そう思って私はまた眠りについた。
:09/08/23 05:54
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#19 [華恋]
1日中眠っていた。
何も考えたくなくて、ずっと眠っていた。
でも夜になると目が覚めてしまって、ボーとしてたら携帯が光ってるのが見えた。
―――着信中―――
陸くんだ。
:09/08/23 08:42
:P02A
:QtL0CqPY
#20 [華恋]
『……もしもし』
『あ!亜希〜?俺やけど、俺!』
『………賢…ちゃん?』
なんで賢ちゃんが…
しかも陸くんの携帯から…。
『亜希今何してんの?』
『え…寝てて…今起きて…』
『そうなん?俺ら陸くんちに居るんやけど〜来る?』
『は?』
:09/08/23 08:46
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