今でも私は…

きょどりながらも階段の奥にいったらやっぱりまさが居た。

何も言えなかった私はまさの目を見た。

そしたらまさは近付いて来てこう言った。

｢俺はさきのことが好きだから付き合って欲しい。｣

信じられなかった。
なんて言って良いか分からずしばらく沈黙。。

｢うちもまさのことが好きっ。｣

｢ほんとに？！｣

｢うんっ。｣

｢ありがとね。じゃあばいばい。｣

｢おうっ。｣

緊張しすぎてあまり話せなかった。

教室にもどる途中にまさの親友のたかに会った。

｢終わった？｣と聞かれ、

｢あ、うん。｣と言うと

｢良かったー。まさほんとにさきのこと好きなんだから仲良くな！｣

｢ありがとう｣

教室に戻ると笑顔のしおりが居た。

｢さきちゃーん。何ニヤニヤしてんの？笑｣

｢してないっ！笑｣

｢でもほんと良かった。｣

｢しおりほんとありがとね。｣

｢いーえっ！仲良くね。｣

｢うんっ｣

それが1月15日。

次の日は朝早くから学校に集合してｽｷｰ教室に出発！

バスは前に決めた座席でもちろん隣はしおり。

そして後ろの席にはまさ。

カラオケで盛り上がるバスの後ろの席でまさの隣に座っていたたかが気をきかせて私と席を変わってくれた。

｢たかが後ろ行けって笑｣

｢聞こえてたよ笑｣

｢今日から楽しもうね！｣

｢おうっ。｣

特にずっとは話してなかったけど皆に見えないように上着の下で手を繋いでくれた。

楽しかった３泊４日が終わって学校に帰って来た。

｢まさ～写真撮ろう！｣

｢良いよ。｣

初めて２人で写真を撮った。

次の日からも普通に学校だった。

廊下で
｢今日一緒に帰ろう｣

｢うんっ。部活だけど大丈夫？｣

｢俺も部活だから終わったら門の前な。｣

｢分かった！｣

何を話して良いか分からなかった。

まさは手を繋いでくれてた。
家まで送ってくれて、

｢ばいばい｣

｢また明日ね。｣

その日はそれしか話せなかった。

それでも私は嬉しかった。