私の人生の分かれ道

高校1年生の時に出会い系サイトで知り合ったスペイン人のイケメン。

この人と出会わなければ違う人生を歩んでたと思う。

過去は悲しい。
でも今は幸せ。

今は幸せ。
でも過去は悲しい。

妊娠、中絶、別れ、新しい出会い。

間違った人生を選んでしまったのかな…

夕方17時に駅に待ち合わせた。

もう冬だからちょっと暗い。

どんな人か不安できょどりながらﾊﾙくんを探した。

ここかな？

指定された場所に行くと、ﾀﾞﾎﾞﾀﾞﾎﾞのｽｳｪｯﾄを着た背の高いＢ系の人が煙草を吸って立ってた。

[ﾊﾙ…くん？]

[そうだよ!まりあちゃん？]

[うん!]

ｶｯｺｲｰ…

私は一目惚れしてしまった。

２人で何しよっか～って悩んだ結果プリを撮る事になった。

向かってる間、ﾊﾙくんに色んな事を聞いてみた。

ﾊﾙくんはお母さんがスペイン人、お父さんは日本人のハーフで小６から日本に居て日本語がペラペラ。私立のＩ高校のボクシング部に入ってるらしい。

小さい時から外国人と付き合うのが夢だった私はﾊﾙくんと付き合いたくて仕方なかった。

プリクラを撮る時、２人でポーズに悩みﾊﾙくんの提案で手を繋いで撮ってみた。

ﾔﾊﾞｲ!嬉しすぎる…

１人でﾄﾞｷﾄﾞｷして舞い上がってた。

帰りは隣の駅まで一緒に歩いて色々離した。

高校のこと、部活のこと、友達のこととか色々。

その日から毎日授業中もﾒｰﾙする様になって、毎日が凄く楽しかった。

ある日、[まりあの近くの駅まで行くから会えない？]とメールが有り二つ返事ですぐに[大丈夫だょ★]とメールを返した。

やったー!!また会える♪

ｳｷｳｷしながら駅に向かった。

待ち合わせ場所にはもうﾊﾙくんが待ってて、２人で歩きながら他愛もない話しをした。

人気のない通りのアパートの段差に座りその日有った事を話し合った。

話が途切れた一瞬の隙をついてﾊﾙくんはｷｽをしてきた。

え…？

いきなりの事でビックリした。

ビックリしていると、今度はﾃﾞｨｰﾌﾟｷｽになり再びビックリして固まってしまった。

ﾊﾙくんはｷｽを辞め、[いつもはこんなに手早くないんだけどな…]って言って謝った。

私はその言葉を信じてしまい、許してしまった。

　
それから何回か同じ場所で会って話して家まで送ってもらって、ﾊﾙくんの事を色々知った。

同じ頃、私は３年生の先輩にアドレスを聞かれデートしたり、２年生の先輩にアドレスを聞かれデートしたりしていた。

ﾊﾙくんと何回目か合った時に[付き合って欲しい]と告白された。

私は内心嬉しかったけど、素直になれず[ボクシングの試合に買ったらね!!]と言ってしまった。

数週間後ﾊﾙくんは見事に試合に勝ち、私とﾊﾙくんは付き合う事になった。

身長178cmでｲｹﾒﾝでﾎﾞｸｼﾝｸﾞも強く優しい。理想の彼氏…なハズだった。

　
ﾊﾙくんは毎日ﾎﾞｸｼﾝｸﾞの練習を頑張っていてあまり会えなかったけど、日曜日はﾊﾙくんの家で妹(２才)と弟(５才)と過ごす事が多かった。

たまに街でデートする時は、とても鼻が高かった。

今思うと、あんなダサい格好の私と歩いて恥ずかしかっただろうな～笑

　

　
付き合って２ヶ月位が経ったとき、私はﾊﾙくんに初めてをあげた。

優しくしてくれて、痛かったけど幸せだった。

ﾊﾙくんヤリたい盛りで1日５回ヤる日もあった。
　