狂愛

狂ってしまう程に
あなたを愛してました。
たった一年半しか一緒に
いれなかったけど、
深い一年半でした。

出会いは中学卒業前。
友達の紹介で他中のたつと

しだして卒業式前夜

でお互いノリや勢いで
付き合った。
初めて会ったのは卒業式後。

たつは今どき真っ赤な
刺繍ﾗﾝで地元のたまり場に
いた。あたしが駆け寄ると
周りのみんなが
冷やかしてきたり。
少し優越感。
初めてのﾌﾟﾘｸﾗを撮り、
たつの家に行きｷｽ、Ｈ。
｢こいつ手はえーな｣と
思いながらも、何故か
たつはあたしの事、
本気だと思ったし、あたしも
本気だった。

高校も同じ所を受けた。
どこも全滅で定時制に
行く事になった。
春休みの間、毎日たつの
家にいた。どこに出かける
とかじゃないのに、
毎日が充実してて、声、
表情、服装、匂い、体温
とにかくたつの全てが
新鮮で心地よかった。

そして学校が始まった。
学校の近くの居酒屋で
たつとﾊﾞｲﾄを始めたので
ﾊﾞｲﾄ→学校→たつの家を
原付２ケツで移動。
警察にも学校にもうちら
カップルは知られ地元じゃ
有名のカップルになった。

たつは女と話さない。
だからあたしも男と
話さない。
話しかけられても無視。
自然と誰も話しかけて
こなくなる。

メモリの女も０だと
言われたからあたしも
消していた。

ここから狂い始めた。

ある日たつの部屋を
片付けていたら机の
引き出しから女とのﾌﾟﾘｸﾗ。

一気にｶｰｯとなって
TVを見ているたつにﾋﾞﾝﾀ。

たつ｢は？何？｣
あたし｢これなんや｣
たつ｢…ごめん捨て残し｣
あたし｢すみませんやろ。
もっかい殴らせろ。｣

たつ｢わかった｣
ﾊﾞｼｯ！…。
そしてあたしは泣いた。
今まで女の存在を全く
感じさせなかったたつ。
だからﾌﾟﾘｸﾗ一枚がすごく
悲しかった。
今はこれ位でと思うけど
その時は本当胸が痛い位
悲しかった。
たつも泣いて謝ってくれて
でもあたしは許さなかった。

それからは本当に異常。
たつが同中の女に
話しかけられると喧嘩。
たつの連れの女とでも、
あたしの連れでも、嫌で
嫌で仕方なかった。

監禁したい位にたつを
独り占めしたかった。

同様にたつもあたしを
縛りまくって男と目を
あわすだけで喧嘩。

Ｈの時はひたすら
名前を呼び、ｷｽﾏｰｸを
つけて｢愛してる｣
｢絶対離さない｣と言い
毎日抱き合ってた。

元彼、元ｶﾉと行った事
ある場所へは行かない。
行ってから、元彼や元ｶﾉと
行った事がわかると喧嘩。
好き過ぎて苦しくて、
毎日必死だった。

気持ちわかります…
好きすぎてしまうと
なっちゃいますよね

頑張ってください！