心の隙間
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#1 [舞咲] 09/09/06 21:04
2005年夏…


高校時代の友達みさとから、ある日突然電話があった。

この時の私とみさとの関係はどこにでもある仲のいい友達。

ただ高校を卒業をしてからは、お互い自分の道を歩み始めたため会う機会がめっきり減ってしまっていた。

電話の内容はこうだった。

『元気にしてる?暇だったら今度遊ぼう!…』

仕事の話、恋の話色々話をしていた中でこんな話になった。

みさと『今の仕事給料安くて…一緒にバイトしようょ?』

私『えっ!?何急に…てかどんなバイト?』

現実、私もその時、自分の給料は安かったため少し、その話には興味があった。

#2 [舞咲]
みさと『…バイト誌で見たんだけど、時給がいいバイトってキャバクラとかなんだょね〜一緒にやってみよぅ?』

こんな事を言われて、興味はあったものの、世間の目や、やった事もない未知の世界…
とっても怖く感じたのを今でも覚えている。

私『ぇ〜?!私には無理ムリ!!やった事もないし、お酒の作り方すらわからなぃよ。』

みさと『大丈夫だって!だって、1日体験とかあって、いやだったらそれで辞めればいいでしょ!だから1日だけ一緒に行ってみよぅ!』

言われるがまま、1日だけと言う約束で、1日体験に行くことになった。

1人で行くことになるとは知らずに…

今思い返すと、ここから私の人生の基盤ができたんだと言っても過言ではない。

⏰:09/09/06 21:17 📱:F02A 🆔:ECPlDxgM


#3 [舞咲]
数日たち、またみさとから一通のメールが届いた。

『今体調悪くて、病院通ってて、明日の1日体験1人で行ってくれる?本当に悪いんだけど…』

色々説得され、わかったとは言ったものの、心の中では、むこうから持ちかけてきた話で、ただでさえ自信もなく怖いのに、何で?1人で行かないとだめなの?と怒りさえあった。

でも、店側には、既に連絡もして面接をする事にもなっていたし、また電話をかけて断る勇気もその時はなかった。
だから、結局は、1人で面接に行くことになった。

あぁ〜明日やだなぁ…

何で行くなんて約束したんだろ…

お酒も作れるかな…

その前に、人見知りなのにお客さんと一体何を話すればいいんだろ…

ずっとこんな事ばかり、考えてなかなか前の日は眠れなかった。

⏰:09/09/06 21:30 📱:F02A 🆔:ECPlDxgM


#4 [舞咲]
面接日がとうとうやってきた…

私たちが選んだお店は新しくできるお店であったため、まだお店ができてなく、面接はあるホテルのラウンジでの面接を行う事になった。

あぁ〜緊張するなぁ…
とドキドキしながらホテルへ向かった。

ホテルにつくと、こじゃれた格好をした二人の男性がいた。

むこうも気ずいたのか、私にむかって手招きしている。

手招きされる方に行き、いすにこしかけると、二人の内の1人(ボーイ)が『何飲む?』と聞いてきた。
緊張していた私は『なんでもいいです』と曖昧な返答をしてしまった。

面接は、社長と社長の知人の二人で行われ、キャバクラの経験の有無、店のシステムの話などをし、その日はそれで帰った。

帰り道、こんな事を考えながら帰った。
『ボーイの人は気さくな感じで、なかなかおもしろい人だったけど、横にいた社長は、無口で、怖い感じがしたなぁ…あたし頑張って働けるかな…』

この無口で怖いイメージしかなかった社長のこうちゃんと恋に落ちるなんて、この時はまったく予想もしていなかった。

⏰:09/09/06 21:53 📱:F02A 🆔:ECPlDxgM


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