スキなのに……

￣

なんでなの？

こんなにスキに
させといて
それはないんじゃない？

あなたはヒドイ人

でも心のどこかで
最高の人……

_

￣

あなたはいつも
ﾌﾞﾗｯｸｺｰﾋｰとﾊﾟｰﾗﾒﾝﾄ
だけを買いにくる

そしていつも
怒っているように
見える……

_

￣

よく見るとEXILEの
ｱﾂｼにちょお似てる

ｱﾂｼ大好きだから
うちはテンションMAX!

明日も来るかなあ～

_

￣

その日は早番で
はやくバイトが終わった

駐車場に座りながら
タバコに火をつけ
友達に電話をかけた

少し話してると
かなりイカツイ白のｼｰﾏ
が駐車場に止まった
うっさい車っ！
でもかっこいい車っ！

そして！！
車からでてきたのは
あの人だった！

_

￣

私はびっくりして
ガン見してたと思う笑

車からおりるなり
私をチラ見して
コンビニの中に
はいっていった

うちは友達に､またあとで
かけるね！
と言って電話を切った

もしかしたら話
かけてくれるかな…？
と思ったから…

_

￣

ドキドキしながら待った
そしたらすぐにあなたは
コンビニからでてきた

また私をチラ見して
車に乗りこんだ

<<なあんだっ!!>>

『バイト終わったの？』

……えっ！？

_

￣
話かけてくれた！

「…はっはい！
今終わったんですよ～」

『誰まち？』

「誰まちでもないですよ」

『じゃ！遊び行く？』

「えっ！笑笑」

《なに自分笑ってごまかし
ちゃってんの！！
行くって言えよ！行くって》

『行こうよ！』

「いいんですか？」

『いいさよ～乗りな』

すっごいドキドキして
心臓おかしくなるかと思った

_

￣

車の中はすごく
いい匂いがした

その匂いは今でも
忘れられない…

『どこ行くか～？』

「田舎だからこの時間
行くとこないですよね」

『だよな～てかタメ語で
いいから!!』

「あっ!はいっわかった」

『笑! お前かわいいな』

そう言ってこっちを
向いて笑った

イカツイ顔してんのに
笑うとかわいい！

私はその笑顔を見て
顔が赤くなったのが
自分でもわかった

_