すでに君に惹かれていた

出会いは単なる暇潰しだった
当時19才きょうへい
当時18才えみこ

お互い今の関係を予想することはできなかったよね？

初めて書かさせて頂きます
よろしくです！

いつのまにか、お前に惹かれてた
お前と出会う前は派手でキャバ嬢や夜系の子を連れて歩くことが多かったのに
いわゆる普通の子
そんなお前が人生で初めて俺が守ってやりたいと思った
そんな中お前はバイトを始めて連絡取り合う時間も減っていった

最初はカラオケでバイトしてると言っていた
そんなに、気にもしなかったが
ある日話があるとメールで言われ
夜電話で話すことになった
実はバイトはキャバをしているということだった
身なりからは想像できなかった
絵美子は俺もホストをしていたし、理解してくれると思ったらしい
俺が見てる世界を少しでも見てみたかった
そんなことを言われやっぱり俺はお前を汚してきたのかなと
自分を責めた
そんなみなくてもいいものを俺をきっかけに踏み入れてしまった
罪悪感と虚しさと怒りで頭がおかしくなった

仕事にも身が入らず、酒やネタでごまかす日々
喧嘩して帰ってくることもしばしばあった
くだらねー毎日
仕事もわけわかんねー方向に行くしでなにもかもうまくいかず
俺は壊れていった
一人でケラケラ笑い
時には幻覚に怯え
先輩達も外にだしてくれなくなっていた

いつものようにパキっている時に絵美子に連絡をしてしまった
叫ぶは呂律は回ってないわで最悪だったと思う
次の日連絡とるのを辞めよと言われた
最悪の循環
絵美子が初めて遠くに行ってしまう気がした
なによりも離したくないと思ったはずなのに
悲しくて人目も気にせず声をあげて泣いた
それからも酒やネタで沈んで行く日々

なにもかもが白黒に見えた
本当に全てがしょうもなく見えた
人を好きになるって、得られことも大きければ失うことも大きいと思った
それから、振り返る為に今までの人生を一つ一つ追うように新宿の街を歩いてみた

街を歩いていたら、不思議と絵美子との思い出がひっついてまわっていた
この店で電話したなー
ここに車止めてサボりながらお話したなー
ここで電話した時あいつ泣いてたなー
飲み潰れて電話してきた時確かここだよなー
離れていても生活の一部になっていたことを改めて知った

俺は嫌なことだけど、苦しんでる絵美子を見る方がもっと嫌だと思うようなった
辞めるまでは俺が支えよう、そう考えた
辞める時も若干延びたりで喧嘩したけど、なんとか乗り切ることはできた
もう壊すようなことはやめようなとお互いが約束をした
今でも思う
キャバを始めてするようになったことは全て嫌い
スカルプ・濃い化粧・服装
出会ったころは普通の地味なコ
変わったよなー

妙な染まり方されてる感じが嫌で嫌でしゃーなかった
俺はそんなことより、絵美子は絵美子のままでいてほしい
カリスマニートなどとごかしてる当時のお前は好きじゃなかったな
仕事のことで怒ったこともあったよな
自分のやりたいことはしたい
でも仕事もしなきゃ

昔はなんであぁも噛み合ったんだろうな
今ではすぐにズレてしまう

どうやったら、修正できるのだろうか？