一番スキな人

私の名前は"仲居友莉子"[ﾅｶｲﾕﾘｺ]

高校２年の時に出会った､一番スキな人について書きます｡

国語苦手だから下手な文章かもしれませんが､どうか読んでください｡

｢なんで付き合うことになったん？｣って聞かれた｡
その時私はなにを思ったのか､嘘の理由を答えた｡

｢俊が無理矢理キスしてきて､断ろうにも断れんかった｡本当はスキじゃないの｡｣

きっと山中君に気付いてもらいたかったんだと思う､私がまだ未練があると言うことを･･･

すると山中君から意外な内容のメールが来た｡

｢なに考えとん？スキでもない奴と付き合うなや!!｣

普段怒らない山中君に怒られ､私は一瞬固まった｡が､しかし嬉しかった｡

私を怒ってくれるって事は､私を大切に思ってくれてるんだ｡
とプラスの解釈をした私は､一人で舞い上がっていた｡

｢そうだよね｡相手にも失礼だし､私別れる!!｣そう返信した｡

山中君のたった一言で別れを決意した私､本当に最悪だったと思う｡でもこれ以上俊を傷つけたくなかったからってのもあった｡

｢おまえのタイミングで別れんさい｡｣と山中君は言った｡

－２日後－

私は俊に別れ話を切り出した｡

ゆ｢山中君が忘れられない｡｣
俊｢大丈夫だって｡｣
ゆ｢無理､別れて｡｣
俊｢本気で言っとん？｣
ゆ｢ごめん｡｣
俊｢そんな最悪な人だと思ってなかった｡｣

最後の俊の台詞には傷ついたが､本当のことだし仕方がない｡

今更遅いけど､私は俊にちゃんと謝ってないから､謝らせてください｡

－俊へ－

優しい俊を､たくさん傷つけてごめんなさい｡たくさん利用してごめんなさい｡
本当に俊はいい人だった｡私となんか出会わなかったら､傷つくことなんかなかったのにね｡出会ってしまってごめん｡
これからは､幸せになってください｡
こんな私を愛してくれてありがと｡

私は別れたことを山中君に報告した｡
｢そうなんだ｣と冷たく言われた｡

そのころ､ちょうど修学旅行の季節がやってきた｡

班別研修というものがあった｡なんか自分の行きたいとこに行くみたいな？

私たち仲良し６人は最初はＡテレビ局にしてたけど､希望者が多くてＢテレビ局にした｡

なんと山中君もＢテレビ局だった｡

班別の話し合いがありＢ局に行く人たちが集まった｡

私と山中君は男子を一人挟んで隣に座った｡本当は隣がよかったけど､まぁ仕方ないよね｡

話し合いはすぐに終わって自由な時間｡

近くにいた男女５人で恋愛について語ってた｡

｢やっぱ修学旅行で恋人つくりたいよね～｡｣
そうまなが言った｡

｢別にいらんくない？｣
そう言ったのは山中君だった｡
私はショックで言葉が出なかった｡

山中君の為に俊と別れたのに｡

私はメールで思い切って聞いてみた｡

ゆ｢好きな人おらんのん？｣

山｢居るかな～ぁ？｣

確信した･･･｡
好きな人いるんだな､と｡