【やっぱり‥ね?】
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#12 [さち]
「け‥啓太はー?」
愛おしく感じてしまった私は
我に返るようにして
焦って彼に聞きました。
すると彼は
さっきとは違い
"にや"っと言うような顔をして
顔を少し赤くたのです。
その瞬間に
なぜか私はがっかりしたので
"きっと私は啓太のことが―‥"
:09/09/16 17:26
:D905i
:0jDEjH6o
#13 [さち]
隠れていた自分に
気づいてしまいまったのです。
私はその気持ちを抑え
「なにー?いるの? 誰?」
からかうようにして攻め立てて
知りたい気持ちはありました。
だけど
あたしの勘違いであってほしい
そう願う自分もいました。
ついさっき自分の気持ちに
気づいてしまった私には
彼の口から出る言葉に
今後がかかっていたのです。
:09/09/16 17:31
:D905i
:0jDEjH6o
#14 [さち]
―‥
少しの間だったでのしょう。
周りの音が聞こえないくらい
手に汗を握り
彼の口元に集中していました。
「それがさぁー‥昨日」
"昨日? 昨日?
あぁ‥もうだめだ"
私の中の"ネガティブな私"は
そうつぶやいたでしょう。
"いや、待てよ
昨日誰かにふられたのかも‥
これは‥チャンス?"
にやけていた彼をよそに
"ポジティブな私"は
そんな事を思ったでしょう。
:09/09/16 17:36
:D905i
:0jDEjH6o
#15 [さち]
「‥昨日、告られてさ」
幸せそうな顔をしていました。
私は体の力が抜けました。
"告られてさ告られてさ告られ‥"
まるでアニメのように
脳内再生が繰り返されて
正直、言葉を失ったのです。
:09/09/16 17:43
:D905i
:0jDEjH6o
#16 [さち]
―‥ が 、
人というのはきっと
大きなショックに出くわした時
それに押しつぶされないように
回避するように
できているのでしょう。
"さっき気づいたんだ。
さっき気づいたんだから
すぐ忘れられるでしょー"
"ポジティブな私"は
私を励ますように、
開き直るように言いました。
:09/09/16 17:47
:D905i
:0jDEjH6o
#17 [さち]
"それに、付き合ってる
とは言ってないし!"
わたくし、必死でしたの。
「そうなの?!誰にー?」
笑顔は引きつってないだろうか
声のトーンは普通だろうか
「‥隣のクラスのー‥
奈緒に」
―‥ 奈 緒 に ?
:09/09/16 17:54
:D905i
:0jDEjH6o
#18 [さち]
奈緒 というのはー‥
隣のクラスの子で
それはもう可愛くて
可愛くて可愛い子 。
いかにも
男の子が好きそうな子。
優しくて、話しやすくて
いつも笑顔で、色白で ‥
声が可愛くて、ちょっと天然
男じゃないからわかんないけど
きっと
男の子の"理想像"なんだと思う
:09/09/16 18:11
:D905i
:0jDEjH6o
#19 [さち]
それは 男の子 の中の話で。
よくあるパターンの子でした
可愛いのに性格が悪い
表裏が激しくて
男の子に媚びるような‥
だから女の子には
あまり
評判がよくありませんでした。
そんな奈緒は
男の子をとっかえひっかえ
付き合っては別れ―‥
時にはあっちもこっちもって
二股やら ‥。
:09/09/16 18:16
:D905i
:0jDEjH6o
#20 [さち]
そして 、つい最近
私は 彼女本人から
「今、達也と付き合ってるの」
そう聞いていたのです。
二股 ?
それとも 達也とは
もう別れたのでしょうか‥
軽く失恋をした私でしたが
そんなことは
いつのまにか忘れていて
本気で 啓太のことが
心配になりました。
:09/09/16 18:21
:D905i
:0jDEjH6o
#21 [さち]
「そ‥っかぁ
付き合うことにしたの ?」
"振った"と言ってほしかった。
その時は
自分の想いからではなくて
啓太自身が心配だったから
そう思ったのです。
付き合ったら不幸だとか
そんなことはまだわからない
だけど
幸せになれるはずがない。
ただ傷つくだけ ‥
:09/09/16 18:25
:D905i
:0jDEjH6o
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