BEAUTIFUL，DIRTY，RICH

それでスナックのママの紹介で、パラダイスに移籍したって感じ。

…パラダイスには１９歳の夏に移籍して、２１歳の冬まで働いた。

パラダイスは地元で一番大きいクラブだったんだ。
そこでNo.１になれて…
ってまあ、スナック→パラダイスの時と同じ理由。
またもっと大きい店に行きたくなった。

自分の実力を、試したい。

２１歳の冬。
パラダイスのある地元から、高速で１時間くらいの街へ拠点を変えます。

（これがターニングポイントだったと思う。）

そこは私の住む県で一番大きい街で、夜の街もすごく栄えてた。

もちろん、働こう…いや、働きたい！と思ったのは、その街で一番大きい店。

―ＤＯＬＬＳ。

全国販売の、ナイトワーク専門誌なんかにも掲載される感じのお店だった。

内装とかもすごい綺麗でお洒落で凝ってて、キャストの女の子もみんな可愛い子ばっかりで。
とにかくめちゃくちゃレベル高い店だった。

面接行った時は正直かなりビビったけど、
私が働くのはここだ！
ここで絶対No.１になる！
って思ったの覚えてる。

今思うと、物凄い自信とハングリー精神だよね。笑
お前どんだけ上目指すのよって。
今は普通が一番だあ。

ＤＯＬＬＳでは、源氏名はサヤカにした。

単に、『瑠璃ちゃん』がもう居たから。
この子は後に大親友になるんだ！
今でも超仲良しな仲間！

サヤカの由来は、当時青木さやかの『どこ見てんのよー！』が流行ってたし好きだったから。笑

だって…『瑠璃』を考えた時に一生懸命考えすぎて、もう何も思い付かなかったんだもん(泣)

なんでもいいや＼(^o^)／

――サヤカ、デビュー

ＤＯＬＬＳの出勤初日は、散々だった。
まじで最低だった…。

指名１本だか２本だか…
確かそんなだった。

地元では、余裕で長期ナンバー張れてたのに…って。
鼻っ柱、思いっきり折られた気分だった。
天狗になってたんだね。

悲しくて惨めで恥ずかしくて…本当に恥ずかしくて…
早く家に帰りたかった…

帰って一人わんわん泣いた。

入ったばかりで、もちろんお客さん無し。
０の状態からのスタートだから仕方ないんだけど…

でも許せなかった。
自分が情けなかった。

この経験が私の負けず嫌いの性格に火をつけたんだ。

絶対にのし上がってやるぞ！今に見てろよ！って。

…元気いっぱいだあ。笑

ＤＯＬＬＳに入って２、３ヶ月くらいしてからかな…
やっとまともに指名がとれるようになった。

パラダイスの時は、地元だったしスナックの時のお客さんを引っ張れたから、最初からそこそこ指名があったんだけど、ここはアウェイだからすごく大変だった。

土地が違うと街の雰囲気、店のやり方はもちろん、
お客さんの雰囲気や飲み会、ノリも違う。
本当に０からのスタート。

『サヤカ』が軌道に乗るまで、たくさんの時間と努力費やした。

訂正
>>37飲み方．
でした。
ごめんなさいm(__)m

ちょっとまじ腱鞘炎になりそうなのでまた後で更新します！笑

もし読んでくれてる方いましたら、感想などいただけると俄然やる気出ます。

読んでくださってる方ありがとうございます

音子．