私はアナタのとりこです
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#1 [みー] 09/10/06 20:50
この物語は今も続いている実話です

登場人物は仮名です

読みづらい文もあるかもしれませんが
ひま潰しに読んでいただけたら嬉しいです

#2 [みー]
全ての始まりは今年の1月だ。

私は田舎のBARで働くことが決まった

オーナーも従業員も明るくて良い人ばかり

店も改装したばかりで
おしゃれで落ち着いた雰囲気で一目で気に入った

⏰:09/10/06 20:56 📱:F906i 🆔:/JLlhf6U


#3 [みー]
はじめは緊張したけど
10代の頃からキャバクラで働いていたから
慣れるのにさほど時間はかからなかった

なによりキャバクラより
断然気が楽だった


平日はオーナーと私だけで
週末は女の子3人で客の相手をする

割と忙しい店だけど
客同士が仲良しだから
勝手に話が盛り上がっているからオーナーと私でも
そこまで大変でない

⏰:09/10/06 21:04 📱:F906i 🆔:/JLlhf6U


#4 [みー]
BARでの仕事が始まって
二週間ほどたったとき
初めて見る男の人がいた

背が高くて整った顔立ち、私より17歳上で39歳


オーナーから「つよしサン」と紹介された

どっちかと言うと無愛想で見た目もこわい

⏰:09/10/06 21:10 📱:F906i 🆔:/JLlhf6U


#5 [みー]
その当時私には付き合って3年の彼氏がいた

高校の時から憧れていた先輩で3年たっても変わらず私は彼氏にぞっこんだった

喧嘩もほとんどしない
仲のよいカップルだった

お互いの親同士も仲良く一年後には結婚の約束もしていた


私はこれから先もずっと彼氏のことを愛し続けるのだと信じてた


まさかアナタに恋するなんて思ってもいないよね

そぅ、つよしに・・・

⏰:09/10/06 21:18 📱:F906i 🆔:/JLlhf6U


#6 [みー]
その頃のつよしの印象は本当に薄い

店にはよく来ていたけど、どんな会話をしたか覚えていない

ごめんね・・・

つよしは他の客みたいにエッチな話や冗談もほとんど言わない

私は少し苦手なタイプだった

会話をしてもあまり盛り上がらないし
つよしは私のこと嫌いなのかなって思っていた

⏰:09/10/07 02:58 📱:F906i 🆔:qnJ/tSOs


#7 [みー]
そんなことを思いながら気付けば2月になっていた


この日はカウンターに10人ほど客が並んでいて
私とオーナーで5人ずつまとめて話していた

つよしも来ていて私のちょうど前あたりに座っていた

だからといって話が盛り上がるわけでもなく
私は違う客とほとんど話していた


何人かの客が帰り少し気が抜けた時に

つよしが私の顔をじっと見ながら一言つぶやいた

⏰:09/10/07 03:09 📱:F906i 🆔:qnJ/tSOs


#8 [みー]
「みーチャンって本当に可愛い顔してるなぁ」


その瞬間、私の顔が熱くなり真っ赤になりながら
「ありがとぅ」
って返事した

自分でもなんでこんなに照れたのか分からなかった

どの客だって社交辞令で可愛いって言ってくれる
なんでだろぅ・・・

その頃の私がまだ
気付いていなかった

⏰:09/10/07 03:17 📱:F906i 🆔:qnJ/tSOs


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