19才のシルバーリング
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#1 [まちゃん] 09/10/08 02:07
いつか
私の指にはめてね

あなたとなら
未来が見える気がする

#113 [まちゃん]
雅也とのお別れは
あっという間で
泣いていると

雅也はもう
灰になってた。

お葬式の後
私は雅也のお母さんから
1つの紙袋を渡された。

私が首をかしげると
雅也のお母さんは

「私も分からないの。
だけど宛名が
美華ちゃんだったから

渡そうと思ってね」

「ありがとうございます。」

私は紙袋を
受け取り
美咲たちの所へ
戻った。

⏰:09/10/15 17:17 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#114 [まちゃん]
「美華…」

美咲は私を
抱きしめた。

「美咲…
美華ね本当に幸せだった。
これから雅也の分まで
生きるから」


「そうだな…
あいつの分まで
生きてやろう」

優太君が涙をこらえて
言った。

⏰:09/10/15 17:21 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#115 [まちゃん]
「あっその袋…」

優太君が紙袋に
気付いた。

「これさっき雅也の
お母さんから
雅也から美華にって…」

優太君は
何か思いついた様に
ちょっと待っててと

どこかに走って行った。

⏰:09/10/15 17:24 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#116 [まちゃん]
そして
1人の女性を
連れてきて
私たちに紹介した。


「雅也の友達の
京子さん。
ジュエリーデザイナー
やってるんだ。」

京子さんという女性は
雅也の友達そして
仕事での先輩でもあった。

⏰:09/10/15 17:28 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#117 [まちゃん]
「あっ美華ちゃん…
はじめまして。」

私たちは軽く
挨拶をして

京子さんが
紙袋のことを説明してくれた。

⏰:09/10/15 17:30 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#118 [まちゃん]
「それね
私がデザインした
ネックレスなの。

雅也が美華ちゃんが
コンテストに出るから

何か作ってほしいって
言ってきたの」


雅也がそんなこと
してたなんて
知らなかった。

私はまた涙が
溢れた。

雅也の気持ちが
こんなにもいっぱいなのに

私は何をしてあげれた?

⏰:09/10/15 17:36 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#119 [まちゃん]
「ありがとうございます」

私は京子さんに
そう伝えた。

⏰:09/10/15 17:38 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#120 [まちゃん]
私は家にもどり
雅也からの
最後のプレゼントを
開けた。


そこには
凄く綺麗な
揚羽蝶のネックレス。

キラキラしてて
すごく特別な物に
思えた。

⏰:09/10/15 17:41 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#121 [まちゃん]
何度も
ありがとうと
私は雅也に伝えた。



雅也が亡くなっても
時間だけは
変わらずに過ぎていった。

⏰:09/10/15 17:43 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#122 [まちゃん]
私は雅也を
忘れないよ。

大丈夫
安心して
ゆっくりやすんでね。

⏰:09/10/15 17:45 📱:P904i 🆔:☆☆☆


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