愛の意味

自己満ですけど
呼んでくれたら
嬉しいです

荒らしは
やめていただきたいが
何かあったら
ゆってください。

城山蓮次

この男を見た時
一瞬だけど
ドキッとした。
一瞬だよ一瞬･･

でも、初めての
感覚だった。

「よぉ、ひろと」

「蓮次先輩！お疲れっす」

チラッとあたしを見て
その男は
「お前の女？」と
聞いてきた。

人はなぜ男女が
一緒にいただけで
彼氏、彼女だと
思うわけ？

「どーも、城山蓮次っす！」

『ども、武井リカです』

モテそう
それが蓮次の
第一印象だった。

『ひろと、あたし
先行くねー』

「え？まじ？ちょい待てって
俺すぐ買ってくるから」

そーいって
コンビニの中に
入っていった。

(ちょっと！あたしめちゃめちゃ
気まずいんですけど･･･)

この場の空気が嫌で
あたしは、少しずつ
後ずさり･･

そしたら、さっきの男
城山蓮次が
「なーなーリカ！
アドレス教えて？」

突然すぎて
固まった･･･

あたしこんな奴
絶対無理！！って
あの時はほんとに
思ったんだ。

苦笑いに愛想笑い･･

『いや、無理っす･･
じゃあたし失礼しますっ！』

一目散に
逃げた！(笑)

ひろとを置き去りにして
先に学校についた
あたしはまっさきに
玲奈の元へ･･

『玲奈ーっ！』

「あ、りかちやん
お疲れっ(笑)ひろは？」

『お疲れじゃねーよ！
あ？あいつ？知らない』

「うわーりかが
珍しく感情的になってる(笑)」

「何？何？
なんかあったの？♪」

『なんでそんな
楽しそーなわけ？』

「りかがそんな感情的に
なるなんて、おかしいもん」

『･･････』

おかしい･･
確かにおかしかったのかも
しれない。

たかがあれくらいで
こんな感情的に
なるなんて･･･

『･･･何もな』

何もない！
そう言いかけた時だった。

「りかー」

！！！！！

城山蓮次･･･

「みっけ♪」

「おい、てめーおいていくなよ」

『･････何か？』

あたしは
城山蓮次だけを
見つめて問いかけた。