貴方。

わたしの名前はさき

貴方の名前はしん

私達が出会うことは
運命？必然？
それとも間違えだったのかな？

さきは今でも
しんを待ってるよ…

この物語は
決して正しい恋愛ぢゃ
ありません…

私はこのときから
何かを予知して
いたのかなぁ？

まるで出会った日を
運命の日を
忘れないでと…

しんはいいよ
と優しく微笑んでくれた

こうして私達の
付き合いは始まった

毎日が幸せだった

誕生日にあげた香水

しんは懐かしいといい
喜んでくれていたね

毎日のメール
毎日の遊ぶ約束

このときの幸せを
どうして私は
当たり前と思って
しまったのかなぁ？

奥さんがいること
お構いなしに
してたから
きっと罰が与えられたんだね

私がしんと付き合ってきて
初めてしんのことで
泣いた日

10月だった

ウェディングの
写真をプロフで
みつけてしまった…

ショックだった…

初めて現実をみた…

友達がしんに
電話をしてくれて
事情を話した

さきはただ泣くことしか
できず、しんが
会おう？って
いってくれたのに
さきは拒んだ…

しんと私は
夏に泊まりをして
初めて抱き合った

幸せだった…

あの名前を
呼ぶまでわ…

最中にふと呼んだ
奥さんの名前。

あのときしんは
誤魔化していたね

しんは誰を想って
いたの…？

私の初めては
愛のないｾｯｸｽ
だったのかもね…

ウェディングの写真を
みたときに一気に
フラッシュバックした

私は別れることも
考えたけど

しんが必要だったから
別れなかった…

ねえしん？
あのときに別れていれば
こんなにもお互い
辛い思いして
いなかったのかな？

それから月日が経ち
私達にわ暗黙の
ルールができた

話したくないことは
きかない…

こんな関係が
続いていったね…

クリスマス
ふたりで撮った
最後のプリクラ
ふたりでみにいった
白鳥
お互い交換した
プレゼント
しんは自分が
いちばん好きな匂いと
いった香水を
私にくれた

今でも宝物だよ

それからしんは
免許をとり
ドライブをする日々が
続いたね…

たくさんの場所
ふたりでいったね

忘れないよ