君の隣

最後は散歩しながら海に行った。
帰りたくない…
素直にそう思えた。

でも口にはしなかった、だって強い女でいたかったから弱いとこなんて見せたくなかった。
ただの強がりだね。

朝方になり帰宅モード。

しょうた
｢帰ったらメールするわ｣

手を振ってバイバイ。
後ろを向いたら…
ﾊﾞｻｯ………
抱きしめられた。

訳わかんなくなった私はすぐに手をほどいてしまった。

しょうた
｢ごめん急に…｣

RAM
｢よっぱらいすぎやん?笑
帰ったら連絡して

｣

だけ言って走って家の中に入った。
ビックリしたんだもん。

…それから四日後…

いつもどうりメールしてたら…

しょうた
｢話あるから会いたい｣

近くの海で待ち合わせ。

RAM
｢よっ

｣

しょうた
｢久しぶり

｣

RAM
｢話って??｣

しょうた
｢…。…。
ﾌｩｩｰ…。…。…
付き合ってほしい。｣

｢RAMより年下で頼りないって思うかもしれへんこど、俺本気やし、好きやねん
初めて会った時から決めてたから。｣

急に言い出すから返答に時間がかかった。

RAM
｢…。…。…。…。…
お願いします

｣

しょうた
｢マヂ

ヤバ

やったー

RAM大好き

これから幸せにやっていこうなっ

｣

RAM
｢迷惑かけます

よろしく

｣

彼氏彼女になった

それからは毎日が新鮮で二ヶ月が過ぎようとしたある日。
友達からのTEL

友達
｢もしもーし

久しぶり

ところで

RAMの彼氏の元カノって言う奴が、未練ありまくりで

周りの仲間に早く二人を別させてってしつこく言ってるみたいなんよ…

どないする

ウチらが釘うつ

｣

RAM
｢めんどくさーいなぁ

いいぢゃん?言わしとけば｣
面倒な事が嫌いな私はそう言って電話を切った。
でも本当は怖かったんだ。あなたを失いそうで…

それから…

あること無いことウチの悪口を言い…無言電話…

我慢の限界きた私は別れを告げた…

もちろん納得いかない彼。

沈黙が流れた……

好きなんだよ。
まだ始まったばかりだよ?
予想を超えるくらい好きになりそうだんだょ?

でも…
理由を言いたくなかった…
だってあなたが一度好きになった人だもん…

悪口は言えない。

だから私は言った、
｢冷めた…｣
一言だけを…。