罪の代償。幸せの重さ。

　

生まれて初めてした犯罪は『万引き』でした

　
　

今ならわかります

　
後悔の辛さ

後悔の重さ

　

あなたがいたから､､､､､

　
前に一度、母親にねだった事はあった

母は買ってはくれなかった

　

ウチはお金ないから…

しょうがないんだもん!!

　

って自分に言い聞かせた

　

何もなかったかのように
母の元へ向かい

何もなかったかのように
母と喋った

　

家に着き、万引きした消しゴムをおもむろにポケットから出した

その時、消しゴムに何も感じない自分がいた

　
罪悪感は多少なりともあった

　
でもその時の私には
　

万引きをした

　
とゆぅ優越感が勝ってた

　

それが引き金だとも知らずに､､､､

　
その１度目の万引き以来、私の万引きは日常となっていた

　
罪悪感

　
そんな感情は一切なくなっていた

１人でしていた万引きも
仲間が増え

取る物も高額になっていった

　
私は万引きのお陰で小学生のわりには、色んな物を持ってたと思う

　
アクセサリーや化粧品

色んなペンや可愛いノート

　
先生に没収されても痛くも痒くもない

だってまた万引きしたらいいんだ

　

でもたかが小学生の万引き

　
私はある店に目をつけられていた

そんな事も気付かず、また万引きをしに私はその店に来てしまった

　

　
店を見渡し、いるのか、いらないのかもわからない

欲しいのか、欲しくないのかもわからないほどくだらな物に手を伸ばしポケットにいれた

　

そして店を出ようとした時

　
「ねぇ。お金払ってないでしょ？」

私の肩を叩く見たこともないおばさんが立ってた

　
そのおばさんは口は笑顔になっていても、目は笑ってなかった

　
怖くなり私はその場で棒のように立ち尽くしてた

　
「ちょっと来てくれるかな？」

　
おばさんの言う通り、後を着いていった

　
ヤバい

ヤバい

見つかった!!

　

私･･･

警察に捕まっちゃうのかな

　
動揺が隠せなかった

　
手が震えて、今にも泣き出しそぅだった

　
それから事務所に連れていかれ、店の店長さんと、おばさんに長い時間説教をされた

　
「これは立派な犯罪なの。わかるでしょ？」

おばさんはそんな事を永遠と私に訴えかけてたが、警察を呼ぶ気配がない

　