ナチュラルブルーデイズ
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#1 [朱里] 09/12/15 21:39
現在進行形でどうなるかは分かりませんが、これから自分に起こった出来事を頑張って忠実に書いていこうと思います。
よろしくお願いします。

――君との青い日々が、これからも続きますように。

#30 [我輩は匿名である]
なにこの題名w
なりきりすぎww

⏰:09/12/21 07:42 📱:SH906i 🆔:XENvbl/Y


#31 [朱里]
>>30
題名はいいのが思いつかなくて自分でも後悔をしているので、触れないでくれると助かります!(笑)

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二人で会うこととなった前日の夜。
私は明日待ち合わせ場所でお互いの確認がすぐに出来るようにうと、自分の姿が映っている写メールを彼に送った。
短大時代に複数の友人と撮ったもので、俯き加減でよく分からないが写真嫌いの私が唯一映っている画像だ。

十分、二十分と経つが返信が来る気配は一行になかった。

――顔を見てショックを受けたのかな。

気晴らしにと夜の街を自転車でうろつく。

⏰:09/12/21 15:20 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#32 [朱里]
レンタルショップ店からの帰りの途中で、諦めかけていた彼からの着信が入った。

「写メありがとうございます。
風呂上がりで髪が濡れてますが、俺はだいたいこんな感じです」

そんな文章と共に送られてきた、一枚の写メール。
青いTシャツを着たおかっぱ頭の男の子が、こちらを覗き込むようにして映っていた。

どうやらこれを撮影するのに少し時間が掛かっていたみたいだ。

そのあどけない風貌に顔からは自然と笑みがこぼれる。

――圭祐ってこんな感じだったんだ。かわいいなあ。

⏰:09/12/21 15:26 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#33 [朱里]
彼が以前自分は俳優の柳本竜弥に似てると言われると話していたので、その俳優の顔のつくりとメールでの雰囲気を照らし合わせて、彼は目つきが悪くて物静かだというイメージを勝手に作り上げていた。

その先入観は見事に壊され、彼の純朴そうな瞳に私の心臓は少し乱れた脈を打った。

「はい。
それじゃあ明日はおかっぱ頭を探して下さい。
失礼しまーす」

圭祐はいつも寝るのが早かった。
前日が夜勤であっても、遅くても十一時半には眠気が襲ってくるらしい。
この日もいつものように、早急にメールを切り上げた。

⏰:09/12/21 15:38 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#34 [朱里]
私も早めの就寝準備をし、暗い部屋で何度も寝返りを打ちながら明日のことを考えると眠れないでいた。

彼のことを異性だと意識したことはないけれど、私たちは性別上男と女である。

明日実際に会うことになって、本当に良かったのだろうか。
出会いが出会いな為、犯罪に巻き込まれない可能性はないとは言い切れない。

でも、もしもの時は全て自分の責任にすればいい。
悪い方に考えるのは面倒だった。

彼と出会って、人生に少しだけ楽しみが出来たのは間違いないから。

⏰:09/12/21 19:20 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#35 [朱里]
翌日。
いつもの休みの日より早起きして、朝食も取らず出かける準備にたっぷりと時間を費やす。

入念に化粧に時間を掛け、茶色い髪を巻いた。
紺色のワンピースの下に黒いタイツを履き、頭に茶色いニット帽を被る。
最後に愛用の十字架のネックレスを胸元に着けた。

両親には「図書館に行ってくる」とだけ言い残し、玄関先で茶色いブーツを履いた。

今日はどんな一日が自分を待っているのだろうか。
そして再びこの場所へ帰ってくる時、私は何を思っているのだろうか。

玄関のドアを開け、彼との約束の場所に向かった。

⏰:09/12/21 19:27 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#36 [朱里]
二人が予め待ち合わせに選んだ場所は、私の自宅から数百メートル離れた場所にある総合ディスカウントストアだった。

広々とした駐車場があるのと、飲食店が立ち並んでいるという点が集合場所にするのには都合が良かった。

建物に入って、数メートル先にあるベンチに座る。
約束の十一時になる頃、彼から「少し遅れます」というメールが届いた。

私は携帯からニュースを見たりして時間を潰していた。
十分ほどして、誰かが迷わずにこちらに向かってくるのが視界に入る。

「…朱里さんですか?」
その人に声を掛けられた。

⏰:09/12/21 19:40 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#37 [朱里]
少し伸びた綺麗な黒髪に、透き通るような白くきめ細やかな肌。
Tシャツの上に青いパーカーを羽織っていて、下は何処にでも売っていそうなジーンズを履いていた。
感情をあまり表に出さないような、抑揚のない雰囲気。

「…初めまして。圭祐です」
ここ一ヶ月ほどメールで会話をしていた相手が、今まさに目の前に現れ小さく会釈をする。

脳裏に時々浮かぶ少年とそっくりそのままとまではいかないが、圭祐はそれに近かった。
そのためか、この時私は彼と初めて会った気はしなかった。

⏰:09/12/21 19:43 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#38 [朱里]
――下向いてたのに、よく私のことが分かったな。

少しの疑問は気にしないことにして、ネットワークを通じて知り合った二人が今一度お互いの顔を見て挨拶を交わす。
顔にスレンダーな体格をプラスして見ているせいか、彼は写メールよりも実物の方がぐんと大人っぽく見えた。

「…柳本竜弥に似てるねっ!」
私は至近距離にいる彼を指を差しつつ、第一声にこんなことを言い放った。

現実味のしない存在感と、今にも壊れてしまいそうなどこか儚い感じがする部分が特に似ていた。

⏰:09/12/21 19:51 📱:SH705i 🆔:QZ2D6Akw


#39 [我輩は匿名である]
なんか難しい。
バカなだけかな?

⏰:09/12/22 07:58 📱:F02A 🆔:89PK/b9Y


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