My Life.

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でも現実は違った

父親と母親の口喧嘩は
ほとんど毎日。

父親から姉や兄、母親への
暴力も絶えなかった

そしてある日
私にも手を出してきた

夕飯の時間に
食べれないおかずがあり
残していたら

｢あと30秒で食べろ｣

と、冷たく言い数を数えだした
その数えてる声が怖く私は泣いた

食べなかったら何をされるのか
なんとなく分かっていたから

泣いても父親は
数を数えるのを止めなかった

泣きじゃくる私に父親は

｢いい加減にしろ！
食べればいいんだよ！｣

と怒鳴った
小さい頃からこういうのは
あったから慣れていたけど
その日は何かが違った

｢泣いても変わんねぇんだよ！
早く食べろ！
聞こえねぇのかカス！｣

この人は頭が
おかしいんじゃないか？

たった一つのおかずを
食べないだけで
こんなに怒鳴って
何が楽しいんだろうか

もしかしたら
私の泣く顔を見て
楽しんでるのかな？

きっとそうだ。

そう思って泣き止み
ムスッとした顔で
おかずに手をつけなかった

｢なんだその顔は？！
喧嘩売ってんのか？｣

そう言って私の頭を
拳で殴った

｢痛っ｣

声にならないような声で
私は言った

そしたらいつものように
母親が来た

｢もう食べないでいいから
歯磨いて来な｣

いっつもそう
私の場合は母親が
こうやって助けてくれる

父親は怒った様子で
部屋に戻って行った

私は歯を磨いて
部屋に戻り眠りについた

引っ越して転校した学校では
すぐに打ち解けられる性格の
私には友達がいっぱい出来た

学校が好きだった
楽しかった

そのぶん家に帰るのが
嫌になった

帰ったらどうせ
また喧嘩してて暴力振るわれて
…父親に会いたくない

母親は私が学校に
行っている時間だけ
仕事をしていた

配達の仕事

時々職場に連れてって
くれる時があって
それが凄く好きだった