PLATONIC
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#1 [YOI] 10/01/10 10:00
13歳 夏
幼いながらに
愛した人
汚れたって
構わない
PLATONICさえ捨てた
あたしの恋
#65 [YOI]
「ちょっと〜よいチャン♪」
「なによ?そんなニヤニヤして」
調度この頃にあたしは親友と呼べる友達がいた。
名前は
伊藤 愛-イトウ アイ-
小学校からずっと一緒だった。
「今日大輔君と会うんだって?」
「なんで知ってるの?」
「さっき隣のクラスで大輔君がみんなに自慢してたよ」
「ふ〜ん。」
:10/01/14 09:00
:W65T
:UBLsE0jg
#66 [YOI]
「あんた意外とモテるから自慢したい放題だね〜」
「嫌味〜?」
「そんなとこっ」
愛はお調子者でおしゃべりであたしとは気があった。
「でも..もっと他に宵のこと狙ってる男子いたのにね〜」
「知らない」
「どうして大輔君なの?」
「たまたま。」
「え?あんた時々怖いことゆうね〜」
「ほんとにたまたまだよ?」
:10/01/14 09:01
:W65T
:UBLsE0jg
#67 [YOI]
「え?」
「あたし..別れるつもり」
「なんで?」
「今は言えないなぁ〜」
「もう!!まぁ..宵がはなしたくなったら聞くよ」
「ありがと」
大輔とはもう別れるつもりだった。
今日会って話をして別れるって言うんだ。
:10/01/14 09:02
:W65T
:UBLsE0jg
#68 [YOI]
あっと言う間に
学校は終わって放課後だった。
二人で並んで歩くのは
初めてだった。
後ろから大輔の友達が
沢山ひやかしてきた。
はやく..はやく言わなくちゃ。
「あの..大輔!!」
学校から少し離れたところで
あたしは大輔に話をきりだした。
:10/01/14 09:03
:W65T
:UBLsE0jg
#69 [YOI]
「あたし..やっぱ付き合われへん。別れたい。」
「え?」
大輔は驚いた顔してた。
「大輔ごめん..」
でも大輔は
そんなあたしの話なんか
聞こえなかったみたいに
あたしの手を握った。
「近くの公園いこか?」
「...うん」
初めて大輔と手を繋いだ。
無言のまま歩く。
:10/01/14 09:03
:W65T
:UBLsE0jg
#70 [YOI]
公園についてから
大輔は話はじめた。
「別れたいん?」
「..うん」
「なんで?」
「好きじゃないから..」
あたしは本当のことをいった。
「大輔はいい人過ぎるし..あたしには重たいし..はじめから好きじゃなかった。」
「..そんな気してた」
「..うん」
大輔みたいな人は
珍しい。
優しすぎる。
「俺..ずっと宵のこと好きや」
:10/01/14 09:03
:W65T
:UBLsE0jg
#71 [YOI]
「そんなことないよ。もっといい子がおるっ」
「そうやな..」
「じゃぁ..あたし帰るね」
「まって。ほんまに別れるん?」
「うん。」
「じゃぁ別れるから..キスさして?」
「え?」
正直ためらった。
でも
ひろも新しい彼女とキスしてる。
だからあたしだって...
こんな時でもひろが頭から離れないまま
あたしは大輔にキスされた。
:10/01/14 09:04
:W65T
:UBLsE0jg
#72 [YOI]
一度じゃなく
何度もされた。
ひろと最後にしたキスを
忘れさせられそうで
あたしは口をそらした。
「ごめん!!じゃぁばいばい」
あたしはそう言って
逃げるようにして帰った。
途中涙が出てきてとまらなかった。
あたしは
ひろ意外の人としてしまったことが悲しくなった。
:10/01/14 09:04
:W65T
:UBLsE0jg
#73 [YOI]
ひろは他の誰かとキスしたって
こんな気持ちになんか
ならないよね。
泣きながら歩いていたら
大輔が追い掛けてきた。
「ごめん..最後くらい家送らせて..心配やし」
あたしは涙を拭った。
「泣いてるん?」
「泣いてない..」
「そんな嫌やった?ごめん..でも俺..」
「別に嫌やったからじゃ..」
「宵ちゃん..もしかして好きな人居るんじゃ...」
:10/01/14 09:05
:W65T
:UBLsE0jg
#74 [YOI]
「別に..居らん」
「俺は居る気がしてた。ずっと...だって違うやつのこと考えてるってなんとなくわかっ」
「うるさい!!」
あたしは大輔の声を
かきけした。
そのまま大輔は
無言であたしを家までおくってくれた。
なんか..
嫌な別れ方になってしまって
胸が痛かった。
:10/01/14 09:05
:W65T
:UBLsE0jg
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