女の子しか愛せない…

私は26歳の普通の女､ルカ
普通の女…
見た目は女
中身は…
時々自分が分からなくなる

そんな私の恋愛ストーリー

｢初めまして、木下スズっていいます｣
と控え目な感じでニコっと笑った
どうやら人見知りらしい

私｢やっぱりめっちゃ可愛いー!カズヤやるじゃんー!笑｣

カズヤ｢当たり前だろ～笑｣
と得意気に言った

スズは恥ずかしそうに笑っていた

もうこの時から頭の中は
スズでいっぱいで
スズの行動全部が
可愛くて仕方がなかった

カズヤとスズをみていると
何とも言えない気持ちになった

それから3人で食べに行く事が
多くなった
スズはこの時18歳で大学生だった
すごく落ち着いていてとても18歳には
見えなかった
しだいにスズも私にも心を開き
アドレスも交換した

スズには
本当に可愛い､可愛いと
出会う度に言っていた。笑
私は思った事を言わないと
気がすまない性格だ。笑

カズヤの前でも普通に
｢スズ～私と付き合おっか～笑｣
といった会話をしていた

もちろん2人が本気にする訳でもなく
カズヤ｢スズは誰にも渡しません～笑｣
とか
スズ｢スズ､ルカさんと付き合うよ～笑｣
私｢じゃぁ､今日が記念日～笑｣
といった会話をしていた

でも半年ぐらい私の姉のお店が忙しく
私が手伝う事になり
カズヤとスズとはパタッと
食べに行く機会が無くなった

会社ではカズヤと会うので
スズの話をチラッと聞いたり
していた

そしてカズヤから思いもしない言葉が出た
｢俺スズと別れたんだ｣
私は耳を疑った
カズヤがスズと別れる…？
その時はただただ､びっくりした
理由はお互いの性格の不一致らしい
カズヤはいつものように淡々と話していたが私には強がっているように見えた

仕事中もその事しか頭になく
仕事が手につかなかった

嬉しくないといったら嘘になるが
嬉しいと素直にいえないような
なんともモヤモヤした気持ちになった

家に帰ってすぐ
スズにメールした

｢スズー

元気してるか？

またご飯行こっか

｣

こんな感じのメールを送った
それから10分後
｢ルカさんさしぶりじゃないですかー

またご飯行きましょ

聞いたかもしれないけど
スズ､カズヤと別れたんですよ～…｣

といった感じで帰って来た

気付いたら私は電話をかけていて
｢スズー今からご飯いくぞー笑｣
なんて言い出してた
スズは笑って
｢今からですか～!？いいですけど～笑｣

ってことでスズの家まで迎えに行き
近くの居酒屋に入った

スズは思ったよりも元気で
別れたという雰囲気を出さずにいた
でも目だけは少し浮腫んでいて
たくさん泣いたんだ
と言う事がわかった