たった独りだった私

ねえ
知ってた?

出逢った時から
私わ貴方に
嘘をついてるってこと

貴方わその嘘を
知ったら
私の前から
いなくなりますか?

告白→振られる
可愛い友達→裏切り.立役
不細工な友達→同類目線
彼氏→出来たことなし
服装→地味
出逢い→サイト

これが不細工のレール。
レールから外れようとすると
落ちこぼれてしまう。

気づいたら.胸が痛くなって
登校拒否になっていた。

けど誰も心配する訳がなかった。

頑張っていた部活動もやめ
孤立していた。

私なんてと思う日々は
数知れず、私が人並みに
幸せになることはないんだと
諦めすらしていた。

どうせ孤立している
私が幸せになろうが
幸せにならないが、
きっと誰も目にわとめないだろう。

そんな私がはじめて
綺麗だと思える存在に
出逢った。

これから私の人生は変わった。

－ドラマの再放送－
ジム通いだった私が
バイクのトレーニングを
していたら、画面に流れた。

バイクを運転しながら
見入ってしまった。

－綺麗..－と

不細工な私とはうって変わってその人は綺麗そのものだった。

不細工なのにお笑いの立役のように、辛いのに笑っている自分。

美人なのに、清楚で品があって、笑顔が綺麗なおしとやかな女性。

それからはかかさずそのドラマを見た。

このままの生活をしていても
きっと幸せはやってこないだろう。

惨めに生きてきた分、自分がこの女性のように綺麗になって、私を見下してきた人達を利用して馬鹿にして裏切って生きていきたい。そう思った。
整形しようにも埋没のお金くらいしかない私にとって夢にそれは近かった。

まだ高校生だった私が
整形しようにも
整形外科はハタチ過ぎないと
親の承諾やら色々手間がかかってしまう。
そんな時２ちゃんねるで.そんなトピックがあがった。

－未成年でも出来る整形外科－

その中で名前があがった美容外科に私はさっそく電話をした。

すると意外に近日予約が取れた。
整形についてよくわからない私は、とりあえず保証つきのプランにした。

わくわくと不安と
心細さと、今後の人生に
胸が痛んだ。失敗例もたたしれず。

そして整形の予約日となった。
美人なお姉さんがたくさんいる病院で私は不細工だった。

担当してくれたのは
院長先生。
ドキドキも、瞼が裏返されて麻酔をうたれたときには、どうでもよくなった

ガチャピンのように
腫れ上がった不細工な目。

似合わないサングラスをして
逃げるように人込みのなかを去った。

これは成功なのか
失敗なのか

鏡を見ながら
問いただした。

腫れがおさまるまでわ
不安しかなかった。

私わ整形という肩書のなかで
これから生きていかなくてわ
いけない。
けど今までの私だったら一生..