それでも好きだから

＠主な登場人物＠
♀益崎実箜(ﾏｽｶﾜﾐｸ)
♂青木海斗(ｱｵｷｶｲﾄ)

束縛されて嫉妬して
振り回されて別れて
また寄り戻して…。

もう嫌だよ……けど
やっぱり大好きだよ

｢おー。さんきゅ。｣

答えたのは
いつも益川と
一緒にいるやつだ。
ききに行くか。

｢なあ、
田中健太ってだれ？｣

益川と一緒にいる奴は
高橋みく
って言うらしい。

｢え、｣

｢え？｣

｢仲良し二人で
みくと実箜？（笑）｣

｢はい（笑）｣

益川とは違い、
穏やかな感じ。

｢で、田中健太って
だれ？｣

｢実箜の彼氏。｣

｢あー君の。｣

｢いや益川の。｣

｢へっ？｣
本当にいたのかよ…

｢益川実箜の彼氏。
すごい怖いから
気をつけてね。｣

｢あいよー…｣

何がなんだかわかんね

俺は早速
二組に行った。

｢うーす。｣

何だか変な空気。
何か言い合いしてんな。

｢ねー！実箜を
何だと思ってんの！？｣

｢うっせーな。
女が口出しすんなや。｣

｢実箜がかわいそう。｣

俺の知らない女と
きっと田中健太で
あろう男。

髪の毛はワックスで
きめてあって襟足も
最高に長い。
いかちい要素はない

いかちい要素を
わざと出してる感が
ありすぎて
空回りしてるような

そんな男

｢あんたさ、
実箜のこと
最初から好きじゃ
ないんだったら
簡単に付き合うなよ｣

益川の友達だろう
女の集団が田中の
周りに固まってる

｢っせーつってんだろ？｣

田中が女の
胸倉を掴んだ瞬間
周りは何もできないでいる

いましかない。

そう思った俺は、
足を踏み出した。

が…、

｢てめー女に
手あげてんじゃねー。｣

高橋みくちゃん。
みくダブルで怖いな。

高橋は、
俺の顔を見ると
頷いた。

俺にできること。
益川を必死で探した

どこにもいなかった。

｢海斗～。
なにしてんの。｣

兄貴かよ。

｢益川ってやつ
探してる。｣

｢田中の彼女？｣

｢うん、｣

｢屋上にいたけど｣

｢早く言えよばか。｣
俺は必死こいて屋上まで
走った

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ここノンフィクションだから
板違いなんだよ