■あなたへ
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#1 [qtc] 10/02/20 02:11

あたしには今
付き合って4年になる
彼がいます。

彼と過ごす日々には
安定した幸せの中にも
刺激があり、

毎日幸せを実感
出来ている。

ただ、

あたしが一番
愛していると心から
想う人は、あなた。

あなただけ。

#169 [qtc]


「このお客さんが、美也子ちゃん呼んでくれなきゃ帰らないって…。帰ったって言ったんだけどさっき姿見たらしくって。ちょっと話だけ聞いてやって?俺外すからさ。」

ビックリとゆうか
ゾッとした。

大ちゃん…何?
怖いよ。

「あたし…今日急いでるから…もう帰る!」

あたしを混乱ばっかり
させる大ちゃん。

⏰:10/03/14 21:19 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#170 [qtc]


「…待たせてんの、彼氏?」

きっと翔の事見たんだ。
それなのに、なんで。

「そうだよ!大ちゃんには関係ないでしょ!もう帰って。もう会いたくないの!」

大ちゃんは、
目に涙を浮かべて
しゃがみ込んだ。

「頼む…美也子。もっかい俺と一緒にいてくれないか。」

なんて都合の
いい男なんだろう。

⏰:10/03/14 21:22 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#171 [qtc]


「…何言ってんの?」

大ちゃんは立ち上がって
あたしの腕を
引っ張った。

その強い力に
体を奪われた。

怖い。翔…助けて。

「好きだ!美也子ずっと好きだった。」

大ちゃんは無理やり
あたしにキスをした。

⏰:10/03/14 21:25 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#172 [qtc]


あたしは最低だ。

翔をまた傷つける。

「放して!」

大ちゃんを突き飛ばして
逃げるように
翔の元へ走った。

馬鹿、馬鹿、
あたしの馬鹿。

翔、ごめんね。

「美也子!?どうした!?」

⏰:10/03/14 21:27 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#173 [qtc]


泣きながら
抱きつくあたしに
翔は戸惑ってた。

今本当の事言ったら
翔は絶対に
大ちゃんの元に向かう。

それだけは
どうしても嫌で、

「お願い、早く帰ろう!うちまで連れてってお願い。早く。」

翔は何も言わずにあたしを
バイクの後ろに乗せて
家まで向かってくれた。

⏰:10/03/14 21:29 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#174 [qtc]


うちの前の公園につき、
泣き続けるあたしを
翔は抱きしめててくれた。

「翔…ごめん…ごめんなさい。」

あたしは翔に全て話した。

本当は今日、
帰り道に、ちゃんと
話し合って仲直りする
つもりだったこと。

翔にたくさん
謝らなきゃいけないこと。

そして、さっきの出来事。

⏰:10/03/14 21:32 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#175 [qtc]


涙を拭いて
翔の顔を見ると、
すごく苦しそうにしてた。

「…俺、今日振られるのかと思ってた。」

「そんなわけないよ…。」

「…だから、そうじゃなかったのは嬉しい。…だけど…、何かもう…」

見たことない翔の
表情に嫌な予感がした。

「…翔?」

⏰:10/03/14 21:36 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#176 [qtc]


「…もう疲れたわ。お前の事好きすぎてる自分に疲れた…。美也子の事、好きだけど…しばらく距離おこう。悪い…。」

翔は頭を抱えて
涙を流してた。

嫌だ!
そんなの絶対嫌だよ。

そんな事言わないで。

そう言えたら
良かったのかな。

「わかった…。」

⏰:10/03/14 21:38 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#177 [qtc]


あたしたちは
それから距離を
おく事になった。

あたしは毎日
翔がいない寂しさを
バイトで埋めた。

翔の誕生日ですら、
何も出来ずに
過ぎてしまった。

あたしは自分を
責めるしかなくて
これから
どうすればいいのか
わかんなかった。

⏰:10/03/14 21:41 📱:D705i 🆔:vEq2YOf.


#178 [我輩は匿名である]
更新待ってます

⏰:10/04/09 20:16 📱:W51H 🆔:oI/ihmIw


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