* 私の隣は君だった ..

ﾕ｢あのさ…、
また前みたいな関係に
戻れないかな？｣
ｱ｢あたしはもう傷付くのやだよ？｣
ﾕ｢もう裏切らない。｣
ｱ｢彼女は？｣
ﾕ｢別れた。｣

…そっか...
もうﾕｳｷには彼女がいない。
また戻ってきてくれた。

そう思った。

ｱ｢わかった。｣
ﾕ｢ありがとうっ!
夏休み中会える？｣
ｱ｢バイトあるからわかんない。｣
ﾕ｢俺優先にして？｣
ｱ｢そんなん無理にきまってんじゃん。｣
ﾕ｢じゃあない日教えて｣
ｱ｢わかった。｣

元の関係に戻ったけど
確実に違うこともあった。

そう、あたしはﾕｳｷ優先
じゃなくなってた。

ﾕｳｷに嫌われてもいい。

って心のどっかで
思ってた。

強くなったよ、あたしも。
少しは成長したんだよ。

逆に遊んでやろう。
とか企んでたし…

でもやっぱり
ﾕｳｷは変わらないよね。

次の日の朝
ﾕｳｷからﾒｰﾙがきてた。

ﾕ｢謝らなくちゃいけないことがある。｣

やっぱりか…

ｱ｢なに？｣
ﾕ｢彼女とより戻した。
ほんとごめんね。｣
ｱ｢そっか～。
お幸せにね｣

また終わり。

そこまで信じてなかったおかげで
ｼｮｯｸはあまり感じなかった。

だけど、やっぱり
あたしはﾔﾘﾓｸ。
体だけが目当て。

そう考えたらｼｮｯｸだった。

ほんとにほんとに

もう終わりだよね。

心に決めたこと。

何回決めたのかわからない
だけど、
もう連絡はとらない。

７月２７日

その日からずっと
連絡はしなかった。

学祭とかで
少し意識はしてた時も
あった。

だけど、あたしは
キモいキモいキモいって
言い聞かせてた。

もう好きにはなりたくない

それから８月、９月と
月日が過ぎていった。

１０月に入って
もう終わろうとしてる頃

突然知らない番号から
電話がかかってきた。

逆にワンギリ仕返してみた。

そしたら着信の番号から
Ｓﾒｰﾙが届いた。

｢誰？｣

いやいや、こっちが聞きたいし…

｢お前は？｣

｢俺が聞いてんの!!｣

男…か...

あ、まさかﾕｳｷ？

｢あ、ﾕｳｷか！｣

｢は？誰？｣

｢ｱｲﾘだよ｣

｢あぁ、着信履歴にあったから気になってさ。｣

｢そうなんだ。｣