あなたの事
大好きだった。

いや…
今でも大好きだよ。


もう一度伝えたい言葉が
あるんだ。

だから戻ってきてよ…

ねぇ･･･りく。

今から1年前---
あたしは21才でｱﾊﾟﾚﾙの仕事をしていた。


当時あたしには年上の彼氏がいた。


大人な彼はいつだってあたしの我儘を嫌な顔一つせず聞いてくれてたね…。


不満もなく普通に幸せだった。

彼とは半同棲をしていて
あたしは苦手なりに仕事と家事を頑張ってた。


よくよくは結婚･･･
なんて考えたりしてたな〜

でもそんな気持ちも一瞬にして消え去った事件。

それはたまたま休みがかぶったある日---


普段休みがかぶる事はあまりなかった分、休みの日に彼が何をしてるかなんて彼の話を聞くくらいでしか知らなかった。


特に疑う事もしなかったんだけどね。


日曜の街を彼と歩く。

仕事柄か他の店の様子が気になり足を止め気になるお店があれば服を見る振りをしてお店の中に。

そんな事を繰り返しながらまたもや気になるお店が。
『ね〜あのお店も見てもいいかなぁ？』

「!??いや〜あの店の服はぺいには合わないよ〜」


『え〜そうかなぁ〜!?でも見るだけっ!!お願い??』


「じゃあ俺はつかれたからあそこのﾍﾞﾝﾁで休んでるから見ておいで??」


『ありがと〜いってくる』

何の疑いもなく店に入る。
入ってすぐ目についた店員がいた。

ｽﾀｲﾙよくて美人でお洒落。思わず見とれてしまった。

するとその人は今から休憩のようで財布片手に店を出ていった。


歩く姿にまで見とれてしまいその人の後ろ姿を見ていたらある事に気づく。


あれ？
彼がいない？