一番だった
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#1 [すみれ] 10/03/10 17:35
貴方を越える人なんて居ない。

ずっとそう思いながら
付き合い、別れを繰り返し

誰と付き合ってみても
本気で好きになれなくて…

5年経った今、
やっと見つけた光。
幸せを噛み締めてます。

貴方との始まりがあったから

貴方との終わりを迎える。

#92 [すみれ]
でも、佐田からのプレゼント…
嬉しくない訳がない!!

デザインがどんなんであれ、佐田が私のために選んで買ってくれた物。

私は自分が買ったネックと佐田から貰ったネックをつけた。

佐田も2つのネックを重ねてつけていた。

⏰:10/03/14 20:57 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#93 [すみれ]
私には3つ上のお兄ちゃんが居て、お兄ちゃんには仲の良い先輩が居た。

私の5つ上の竹田先輩。

竹田先輩は私が小学生の時から、妹のように可愛がってくれていた。

ある日の夜、私と佐田が私の家の前で話していると竹田先輩が車で現れた。

⏰:10/03/14 21:01 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#94 [すみれ]
「すみれ〜、なんしょんな。
夜に外おったら危ないで?」

「竹田くんじゃがー☆
家の前じゃけ大丈夫よ〜」

「それ誰?すみれの彼氏?」

「うん!」

佐田は硬直しながらも、挨拶をした。

「こんばんはっ!!」

⏰:10/03/14 21:04 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#95 [すみれ]
「おう、こんばんは♪
お前すみれの事泣かしたら俺が許さんけぇの(笑)」

「は、はい!!」

佐田は少しビビってた(笑)
でもしっかりした笑顔で受け答えしてくれていて、なんだか嬉しかった。

「すみれ、彼氏作る前に一回俺に紹介しろや(笑)」

「なんでよ(笑)」

「変な男に引っ掛かったらいけんけぇな。
ちゃんと見極めてやる。」

「ええよ別に(笑)
佐田はええ奴じゃけ心配いらんし、大丈夫☆」

すると竹田先輩は笑顔で「ほんまか♪」と言ってくれた。

⏰:10/03/14 21:10 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#96 [すみれ]
竹田先輩が私達の付けてるネックに気付いた。

「そのネックおそろか?(笑)」

「う、うん(笑)」

「ええの〜(笑)
ヒューヒュー♪」

「いやいやっ、やめて(笑)」

なんだかんだ話してたら、家から兄ちゃんが出てきた。

⏰:10/03/14 21:15 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#97 [すみれ]
「すいません!遅れましたっ」

お兄ちゃんが竹田先輩に謝りながら小走りでこっちへ来た。

「お前ほんまおせぇわ。
はよ車乗れ。
すみれまたな☆」

「うん☆ばいばい!」

佐田も一応頭を下げながら
「失礼します!」と言っていた。

⏰:10/03/14 21:19 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#98 [すみれ]
竹田先輩が去った後、佐田は全身の力が抜けたみたいだった。

「あぁぁ〜…焦った〜(笑)」

「びびっとったんか?(笑)」

からかいながら聞いてみた。

「あれは普通びびるじゃろ!
竹田先輩やこ、俺らでさえ知っとるチームの頭の人じゃが…」

「まぁチームはなぁ…(笑)
でも優しいよ。
うちの事も所詮後輩の妹ってだけなのに、よお可愛がってくれるし」

「うーん…(笑)」

何を言っても佐田にはやっぱり怖い存在みたいだった。

⏰:10/03/14 21:34 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#99 [すみれ]
数日経った夜、佐田が竹田先輩の話をしてきた。

「昨日の夜な、コンビニで竹田先輩に会ったんよ。
ほんで、チームに入れって誘われた…」

それを聞いて私は思わず顔をしかめた。

「それで?」

私の顔を見て佐田は言った。

「親の仕事が仕事なんでって言ってちゃんと断った。」

佐田のお父さんは警察官だったから、それを理由にしたらしい。

⏰:10/03/14 21:38 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#100 [すみれ]
「でも竹田先輩、秘密にしときゃええがってしつけかった。」

「絶対あんなん入らんでええけんな!
あんなんがかっこええとか、ほんま勘違いしちゃいけん。
チームやこ逆にカッコ悪いわ、恥ずかしいだけ。」

「分かっとる。
川端があんまチームとかそういうの好きじゃねぇのも知っとるけ、最後まで断ってきた。」

「ならえんじゃけど…
なんかごめんな?
面倒な事巻き込んで…」

「いや、大丈夫じゃけ☆」


そう言う佐田の言葉を聞いて私は安心した。

⏰:10/03/14 21:47 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


#101 [すみれ]
竹田先輩のチームは私の学区の中で1番代表的(?)なチームでした。

兄も竹田先輩の後輩ということもあり、チームに入っていた。

私はチームとか、暴走族とかっていうものをあまり好まない。

なにがかっこいいのか全然分からない。
逆に恥ずかしいとが思わないのか。

兄や竹田先輩はチームに入っていようが何をしようが気にとめないけど、自分の彼氏にはそういうのをしてほしくなかった。

⏰:10/03/14 21:53 📱:P10A 🆔:gnCj6opw


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