Pure Love

『好きにならなきゃよかった』

その言葉、忘れない…。

あなたがいたから私は変われたよ？
あなたに教えてもらったから私は“愛”を知りました。

面白いです!更新待ってます(^^)

変な感覚…。

夜になりケイスケは私を家まで送り、帰り際にケイスケは言った。

『辛い時はいつでも言えよ。すぐ飛んできてやる』

背中を向けたまま言い切ったケイスケ…。

部屋に帰り、カバンを開けたら知らない番号が書かれた紙。

ケイスケのだった。

自然に笑みがこぼれた。

ケイスケの意外な優しさ？それとも…？

とりあえずメールした。

「ありがとう」

そるだけの素っ気ないメールに、ケイスケは、うんと返すだけ。

この日からだった。
ケイスケとの距離が近づいたのは。

ユミ達といるより、ケイスケと一緒に行動する事が増え、毎日話してるのにメールしたり…。

いつの間にか、ユウトの事は頭から離れてて…。

そんな時だった。
私に関する根も葉もない噂が流れてるなんて全然知らなくて、クラスのあんまり仲良くのない子から聞いた話。

私が、ケイスケと彼氏（多分ユウトの事）を二股かけて貢がせてるうえに、メル友に会ってすぐヤってるって言うアホな話。

聞いた瞬間、笑いが出た。

『誰がそんな事言ってんの？』

その子は目を反らした。

『もしかしてユミ達？』

『うん。でも私から聞いたって言わないでね？トイレでユミちゃんがサキちゃんの悪口言ってて、その話をしてた。発端はユミちゃんだよ』

呆れた。

ケイスケとよく一緒にいるから？
理由がイマイチ分からない。

放っておけばそんな噂もなくなるだろうと思った。
でも、ケイスケにだけには知られたくないって思ってる自分がいた。

数日後、ケイスケからメールが来た。

《元彼とまだ繋がってんの？》

《あの噂、信じたの？》

《違う。確かめたいだけ》

《繋がってるわけない。あんなのただの噂》

夜なのにケイスケは家を訪ねてきた。

近くの公園で話した。

『なぁ、俺のだけになって？』

ケイスケから言われた最初の告白。