信じさせて

昔見たドラマで言ってた

人はぜってー信じれねぇ
そう思ってました

五年前のことです。

あたしの場合は

人はとことん信じてみなきゃ
そう思ってました

四年前のことです。

人を信じちゃいけないの。
人なんか信じても意味がないの。

「おはよー」
夜なんだけどね

「もえおっそーい！」
きんきんと高い声で叫ぶのは
中学がいっしょのあんり

今から出るね、の電話から
たぶん１５分は
もえの家の前のコンビニで
こうやって煙草ふかしながら
待っていたんだろう。

吸い殻が二本あった。

「まぁまぁ！」

「はぁ～…いっつも遅刻だし
何回ゆってもまもんねーもんな！もえは」

ぶつぶつ言うあんりの前で
へらへらと笑いながら
もえは煙草に火をつける。

「まーいいや！行こっ」

もえが煙草を投げ捨てるのと同時に
声をかける。
あんりが原付きにまたがり
エンジンをつける。

「よっこいしょ！」

もう乗り慣れたあんりの後ろ
最初はあんなにびびってたのになー
なんてぼーっと昔を考えながら
あんりの荒い運転で
みんなのいる公園まで行く。

公園につくと見慣れた先輩が
もうビールを片手に
「おせぇよっ」と笑って手を挙げる

「おはようございまーす」
「おはようございまーす
またもえの遅刻ですよ！」

「まじもえはマイペースだね」
あははと可愛い笑顔を見せるのは
もえとあんりの同じ中学の先輩で
昔からよくしてくれてる千鶴先輩。

「元祖Ｂ型だもんね！もえは」
煙草をふかしながらニヤニヤする
ゆな先輩。おもしろくて
彼氏ともう一年になる人。

他にも男の先輩やら女の先輩で
もえとあんりをあわせて
八人くらいはいただろう。

女は中３の人だけで
もえとあんりだけが中２だった。

男は高校生のとしだった。

いい感じに盛り上がってきた頃
だれかが家こいよ！みたいなことを
言ったみたいで
みんなでその人の家にながれた。

いつものお決まりパターンで
またあんりのけつに乗り
もえたちも先輩について行った。

その先輩は一人暮らしの
ちっちゃいアパートで
一つのせまい部屋とキッチンと
お風呂とトイレだけだった。
もえとあんりと千鶴先輩は
ドアのすぐ近くでのんでいた

みんな個人個人のんだりゲームしたり
いちゃついてたり煙草吸ったり
楽しんでいた。

ガチャ…
「おじゃまー。」

ドアが急にあきもえは
びくっとしてしまった。

びくっとしたひょうしに
持っていたビールを
ズボンにこぼしてしまった。

「あ…」

あんりはそれを見て爆笑。

「笑ってねーでタオル貸せよ」
半ぎれであんりを軽く肩パンする

「ごめん！おどろかした？」
不機嫌なもえが声がした方を見ると
やけに大人っぽいニッカ着た男。
黒髪短髪でイケメンなんだけど
おおちゃくそうな顔している。

んー…なんか違和感
この時こう思った。

「大丈夫ですっ」

「まじごめんねー
驚かすつもりなかったんだけど…
おい、タオルかして。」

その人が部屋の持ち主の先輩にゆう。

「あっ！お疲れさまです！
これどうぞ！」

「おぉ、サンキュ。
はい、これ使ってふいて？」

「ありがとうございます。」

もえがそういうとそのニッカの人は
ニコッと笑った。

「下にあるから。」

と誰かにいいもえのとなりに座った。

「お久しぶりです」

千鶴先輩がニッカの人に言う

「久々だな。千鶴！
お前また大人っぽくなったなー」

「まだ…やめてないんですか。」

「やめれんなぁ！笑」

笑顔でしゃべるニッカの人に対し
千鶴先輩は少しいらついている

「そうですか。もううまれました。」

「おぉ！そうかー。よかったなぁ！
はやいなぁ～もうあれから一年くらいか」

煙草に火をつけてニッカの人は笑顔で言う。

それを千鶴先輩は睨む。

はっと思い出したように
「寒くない？」
ともえに笑って聞く。

「大丈夫です。」

「ジャージかしてあげる。
んー、と。あった。これ、はい」

洗濯物の奥からとってきた
ジャージを手渡されるが
これ誰の？誰がはいたの？て感じで
ぶっちゃけはきたくない。

「これ俺のだし洗ってあるから。」

見透かされたように言われる。

ちょっときります(´･ω･｀)

誤字脱字多いかもしれないです…

初めて書くので内容ぐちゃぐちゃですが
よければ見てくださいねm(_ _)m