〜パニック障害〜
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#112 [あや]
露天風呂で母は、
私に語り始めた。
『あや、あんたには今まで、辛い想いをさせてしまったね。
病気の事、、、記憶の事…聞きたいでしょ?』
『えっ?』
私はビックリした。
体調が良くなっても
失った記憶を気にしてたのが母には伝わっていた。
:10/06/04 15:08 :SH904i :WLu376fc
#113 [あや]
『今日、全部話すつもりでいるからね。それで、あやが辛くなっても、家族みんなで守るから…
さぁ、あがって食事しよう』
みんなと合流して、すごい豪華な料理を食べ夜になった。
そろそろだなって分かった。
だから、
『みんなありがとうね。綾何があっても負けないから。』
って、一服をしながら、家族に頭を下げた。
:10/06/04 15:16 :SH904i :WLu376fc
#114 [あや]
『綾、そろそろ話をしよう』
と言うと、父は部屋からどこかに消えた。
『??』
父は、誰かを連れて来た…
すぐに分かった。
相手は、家の玄関にいた男性。
:10/06/04 15:22 :SH904i :WLu376fc
#115 [あや]
『あや…久しぶり。』
『?…あなたは、前に玄関で私の名前を叫んでた人ですよね?』
『●●●●です。覚えてる訳ないけど、俺も綾の失った記憶の中の一人だから。』
そうすると、母が鞄からアルバムを出し私に渡した。
:10/06/04 15:27 :SH904i :WLu376fc
#116 [あや]
アルバムをめくると、
私と目の前の彼が、
仲良く写っている写真がたくさんあった。
『私とあなたは付き合ってたんですね?』
『そうだよ…』
彼は、目に涙をためながら私を見ていた。
:10/06/04 15:31 :SH904i :WLu376fc
#117 [あや]
そして…
母がもう一枚のアルバムを出した。
『………………………………………………………………………………………まいこ……』
私は激しい頭の痛みと共に記憶が戻った。
:10/06/04 15:35 :SH904i :WLu376fc
#118 [あや]
『私と舞子は、友達だった…でも、彼氏からの暴力、薬、…自殺…………』
私は座り込んでボロボロ涙を流していた。
『そして、K君、あなたは私の大事な彼氏。でも、舞子に最悪な男を紹介したひとですね……』
全て鮮明に思い出した。
:10/06/04 15:44 :SH904i :WLu376fc
#119 [あや]
『舞子…舞子………まいこぉ〜』
私は、大泣きした。
そして、彼に近寄り、胸をつかみ
『返して!あたしの舞子を返して!あんたの友達のせいで舞子は………舞子は死んだ。なんで?何で舞子は死ななきゃいけなかったんよ!あんたになんか出会わなきゃよかった!!舞子!舞子!舞子!』
:10/06/04 15:50 :SH904i :WLu376fc
#120 [あや]
狂ったように、泣き叫んだ。
母が私を強く強く抱きしめた。
その場にいたみんな泣いていた。もちろん、彼も………
:10/06/04 15:53 :SH904i :WLu376fc
#121 [あや]
母の腕から抜け出し、
彼に近寄り、
『あの男は?!ここに連れて来いや!!あたしが殺してやる!』
『あいつは死んだんだ…舞子ちゃんが亡くなり警察に捕まり、牢屋の中で舌をかんで死んだ…』
『いやーーーーーー』
私は、発作を起こし、気を失った。
:10/06/04 16:00 :SH904i :WLu376fc
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