milk tea

｢ねぇ、ひかる。
あんた、やっとしあわせになれたんだね。｣

親友のナオちゃんが、優しい顔をして言った。

｢この前、絢斗(ｹﾝﾄ)があんたと同じこと言ってたよ。
家に帰って、あったかいミルクティーがないとダメだって。ソファーの隣にあんたが居ないとダメになったって。
もうおかしくって笑っちゃうわよ。｣

　
結婚して１年経った頃、夜遅くにナオちゃんを呼び出して、ボロボロに泣きながら言ったことがある。

｢家に帰ってソファーに座ったら、なんか変な感じがした。なんかもの足りなくってむずがゆい感じ。
しかも、すっごい手の先が寒くって。いつもこんなに寒かったっけ？って。

　
ふと、振り返るとね、
キッチンにマグカップが置いてあって、
"あぁ、あれが足りないんだ"
そう思った。

いつもはソファーに座ると、｢おかえり｣って、絢ちゃんがあったかいミルクティー持って隣に座ってくれるから。

もうあたし、あのあったかいミルクティーがないともうダメみたい。｣

　
あの日、あたしが泣き止むまで、ナオちゃん、｢うんうん、うんうん｣って優しく背中なでてくれたよね。

懐かしい思い出。

もうあれから２年経つ。

あたしは今でもあの日と変わらず、やっぱり帰って、あったかいミルクティーがないと落ち着かない。

　
今日は絢ちゃんのが帰りが遅い。

いつものようにあったかいミルクティー用意しなくっちゃ。

そしていっしょにミルクティーを飲みながら、今日１日のことを話すんだ。

　
｢ナオちゃん、絢ちゃんにミルクティー用意しなくっちゃ。
久しぶりに逢ったのに悪いけど、今日はもう帰るね。｣

｢今日はあんたのしあわせな顔見れただけで十分よ。
じゃ、帰り気を付けるのよ。｣

｢じゃ、皆さんお疲れ様です。お先失礼しまーす。｣

仕事復帰して良かった。
ナオちゃんとまたいっしょに居られる。
また改めて絢ちゃんを大切に想える。

帰ったら絢ちゃんに話そう。

意味わかんないしつまらん

>>9
意味悪くてごめんなさい
あくまで自己満なので

>>10
意味分かんなくての間違い！
改めて…
少しずつ書いてきます！

今でも時々思う。

あたしはいつから
絢ちゃんを好きになって、

いつから絢ちゃんはあたしを好きになったんだろう？って。

あまりにも近すぎて分からなかった。

逆も言える。

あんなに近くに居たのになんで分からなかったんだろう？