抱きしめて下さい。

小説書くの初めてなんで、
読みづらいかもしれませんが。
今まで私が生きた、出会ってきた本当(真実)を書きます。

「お前、一回家帰れ。」

「え？」

「帰って売れるもん持ってこいよ。」

こんときの会話で
何も思わなかった私は本当にバカで

わかった。としゅうちゃんに言って家に帰った。

私の親は
私が家出した事に大騒ぎしたけど
仕事人間だから、仕事は毎日いっていた。

携帯にはいつも連絡が入ってきてた。

「今どこ？」

「帰ってきなさい。」

「誰といるの？」

私は気まぐれに
メールを返した。

電話にはいっさい出なかった。

親という存在が
大嫌いだった。

昼間
誰もいない家に入り

父親のもの
母親のもの

妹のものまでも袋にいれて、しゅうちゃんに渡した。

そのまま
しゅうちゃんとお金に交換しに行った。

「三万にしかならねぇのかよ。」

「ごめんね。メグのお母さん、ブランドもん持たなくて。」

「まぁしょうがないか。」

その日はしゅうちゃんがご飯を作ってくれた。

しゅうちゃんちにきてから1ヶ月

しゅうちゃんが
私を置いて遊びに行くようになった。

私はしゅうちゃんの帰りを待った。

それから
週末になると
しゅうちゃんは帰って来なかった。

しゅうちゃんを待ちながら、よくＨＹの「あなた」を聞いてたっけ。

家出して2ヶ月すぎた時に、しゅうちゃんは友達を家に連れてくるようになった。
その時はいつも、隣の部屋から出てくるなって言われて待ってた。

しゅうちゃんの部屋からは大音量で音楽が流れてた。

それからだった。

女ものの洋服や小物がしゅうちゃんの部屋に増えてった。
だれの？って聞くと

「先輩の彼女だから。」と言われるだけだった。

なんとなく気付いてたけど、大好きなしゅうちゃんと一緒にいられるならって
詮索とかできなかった。

しゅうちゃんの帰りが遅い日に事件は起こった。

「ピンポーン」

「はーい」

「○○警察です。こちらに○○メグさんはいますか？」