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#1 [レイナ] 10/05/31 23:22


きっと恋は終わらない。

きっと涙は止まらない。

中傷はやめてください。

バカな体験談に
お付き合いください。

((感想板))
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4771/

#2 [バカ]
頑張って

⏰:10/05/31 23:22 📱:SH706i 🆔:☆☆☆


#3 [レイナ]
〜〜〜♪

私のお気に入りの着信音。

ピッ

「…………」
「ねぇ、何してんの?今から会い に来てよ!」
「……うん…」

ピッ

はぁ…ため息をつく。
最近、意味もなくため息がでる。
ほらまた始まった。
いつものわがまま。

⏰:10/05/31 23:25 📱:F08A3 🆔:STOe7TQY


#4 [レイナ]
真っ暗な部屋の中で携帯の液晶画面だけが虚しく光っていた。
ぼーっとしながら液晶画面の時計を確認する。
あと20分で日付が変わる時間だった。
起き上がり、無言で着替えてメイクをする。髪を巻きながら急に涙が出た。

また会いに行くの?
また傷つきに行くの?

もう1人の自分が問いかける。いくら自分にダメだと言い聞かせても胸が高ぶっていく。

…会いたい…

準備を終えて外に出る。満天の星。ちょっと肌寒い9月の秋のこと。

⏰:10/05/31 23:32 📱:F08A3 🆔:STOe7TQY


#5 [レイナ]
こんな時間なのにたくさんの人が溢れているネオン街。
様々な色や文字の看板。ふらふらと歩くサラリーマン。ケンカをしているカップル。酔いつぶれて道路で眠る学生。
そんな中で綺麗に光る青い看板の店。

「Aurora」

重い扉を開けると店内は薄暗くてBGMがひっきりなしに流れている。たくさんの声と香水の香りとタバコの煙が入り混じる。
カウンターに彼が立っていた。

「いらっしゃい」

いつもの優しい笑顔。

⏰:10/05/31 23:39 📱:F08A3 🆔:STOe7TQY


#6 [レイナ]
テーブルに案内されて彼が隣に座る。

黒崎悠汰 26歳。

「ちょっ!!レイナ〜元気ないじゃん?」

はぁ…またため息をついてうつむく。

「悠汰に会ったら元気になっちゃった!!」

今日一番の笑顔で嘘をつく。
あなたに会ったら寂しくなる…。悠汰は私の頭を撫でながら、そっかそっかと満足げな顔をしている。私も照れた顔で悠汰を見つめる。

⏰:10/05/31 23:44 📱:F08A3 🆔:STOe7TQY


#7 [レイナ]
私、桜庭レイナ 24歳はAuroraのホスト、悠汰に恋をしている。

悠汰との出会いは4年前。
私が20歳になりたての頃。当時付き合っていた、タカヒトと別れて落ち込んでいる時に友達のミナがAuroraに連れて行ってくれたのがきっかけだ。
その時の私はタカヒトがこれからもずっと好きで居続ける人だと思っていた。
別れなんて突然で、いくら自分がすがっても離れるしかなかった。

⏰:10/05/31 23:50 📱:F08A3 🆔:STOe7TQY


#8 [レイナ]
「おっ、ミナじゃん!久しぶりだな」
「悠ちゃん、久しぶり〜実はな、ミナの友達が昨日彼氏と別れて落ち込んでいるから、元気にしてあげて」

悠汰はミナの後ろに隠れている私を見て
「今日は俺の元気をあげるね」
そう笑顔で言った。

ドキッ

悠汰の笑顔はどことなくタカヒトに似ていた。

「あ、あの、あ…レイナです…」
「ははっ、こういう店初めて?」
私は恥ずかしそうにコクッとうなずいた。

⏰:10/05/31 23:56 📱:F08A3 🆔:STOe7TQY


#9 [レイナ]
「緊張しなくていいから」

私はほとんどお酒が飲めないので居酒屋はあまり行かず、ましてホストクラブなんて初めてだった。
周りをキョロキョロしながら挙動不審になっていた。
悠汰とミナは高校からの仲で幼なじみらしくとても楽しそうに話していた。
私は悠汰の横顔を見ながらただ単にかっこいいと思っていた。

「レイナちゃんて何歳?」
「24です。」
「俺の2個下ぢゃん!何か可愛いね」

⏰:10/06/01 00:02 📱:F08A3 🆔:.zuI92pQ


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