極道…その後…
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#59 [きよ]
俺は昔から何気に慎重派だった。背中と腕に彫り物を入れようか悩んだ時も、温泉行けなくなるしな〜とか、子供に「パパの背中に龍のお絵かきしてある!消えないの?」 とか言われる妄想して彫るのやめたし〜、セックスも生ではしなかった。
今回だって指のない人生は苦労するな〜とか考えたしいろいろ悩んだ。
:10/06/13 04:49
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#60 [きよ]
結局ひでさんにも言い出せずズルズルと日々が過ぎて行った。
ユキとの交際も続いており日が経つにつれ俺にこう言うようになった「はやく組抜けて?」とか「真面目に働け」 とか…
そんなある日、ユキの家にいる時俺はふざけて「仕事変えるからヤラしてくれる?」ユキは黙ってしまった。
これまで何度かヤろうと試みたが入れる寸前で拒否され俺の欲求はたまっていた。
しばらくしてユキの返事「いいよ。」
ノリで言ってはみたものの正直テンパった。
:10/06/13 05:03
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#61 [きよ]
その日俺とユキは初めて一つになった。こんな俺に心を開いてくれた気がしてすごく嬉しかった。
初めて俺は守りたいモノが出来た気がした…
何より、ユキといる時の自分が自然体すぎて笑う事なんかめったにない俺がめっちゃ笑ってたり。そんな自分にビックリしてた。
:10/06/13 05:16
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#62 [きよ]
数日後、突然事件は起きた。
町に鳴り響くかなりの台数のパトカーのサイレン。最初は火事か何かだと思っていた。 ケータイが鳴り、相手は石川さんだった。石川さんというのはひでさんの先輩にあたる人で同じ組の構成員だ。
「おい、ひでから連絡きた?」
「いえ、きてません。」
この事件はニュースにもなった。
:10/06/13 05:25
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#63 [きよ]
指定暴力団同士の抗争はここの所悪化していた。俺の住んでいた所はちょうど暴力団同士のシマの境目付近で、一方足を踏み入れたらいつ刺されてもおかしくない状況だった。
まあ俺みたいな下っ端には大した問題じゃなかったが。
:10/06/13 05:30
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#64 [きよ]
ひでさんが殺された。それを知ったのは翌日だった。
どうやら飲み屋で喧嘩になった相手が抗争中の組の幹部だったらしく、一人でいたひでさんは逃げるしかなかったのだろう。逃げる途中に石川さんに電話したのを最後に…
翌日、捕まった相手は事件には関与してないであろう別の組員だった。まあテレビでよくある「お前しばらく臭いメシ食ってこい。出てきた時には…」のパターンだろ。
:10/06/13 05:43
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#65 [きよ]
ひでさんの葬式は組内で行われた。棺桶の中のひでさんは耳が片方なかった。顔の形がよくわからなかった。
それを見た瞬間俺は決心した「やめよう」と。
正直ビビっただけかもしれない。けれどまだ十代の俺には命をかける意味はわからなかった。くやしいのと怖いのとで涙が出てきた
:10/06/13 05:50
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#66 [きよ]
ひでさんは、めんどうな事は全部俺に押し付ける女好きで、頭が悪くケチだった。これだけ聞くとただの嫌な奴だけど尊敬できる所もあった。喧嘩が強い所、年寄りに優しい所、笑顔がめっちゃ可愛いところ。説教してくれるところ。小さい頃から親の愛情を感じることができなかった俺は、歳はあまり離れてないがひでさんの中にオヤジを感じていたのかもしれない。
:10/06/13 06:03
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#67 [きよ]
俺は若頭の元へ向かった。途中ホームセンターに寄りノミとトンカチを買った。ユキにも電話して「今から抜けてくる、殺されはしないだろうけど指なくなったらごめんな〜」
無理しておちゃらけた。ユキは泣いていた。
本来ならば指つめてから行くのかもしれないけど俺はビビってしまい言われたらやろうと思っていた。
:10/06/13 06:11
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#68 [きよ]
事務所に着き中を確認してから…多分たばこ10本以上吸ったかな笑
ホームセンターの袋ぶらさげていよいよ地獄へ…
俺の話しを黙って聞いていたカシラは、部屋の中にいた俺の兄貴分たちを全員外に出した。
次の瞬間、カシラは事務所にあった日本刀を持ち出し…
:10/06/13 06:19
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