Message～あなたへ～

生まれてこなければよかった。

ずっとそう思ってた。

一人でいる幸せ。
一人でいる安らぎ。

でも、一人でいる淋しさも辛さも確かにあった…。

ごめんなさい。名前代えたら同じ名前で同じ機種の方がいたんですね。
またユカに戻します

ややこしくてすみません

やりたい仕事が分からない…。

とりあえず求人募集を見て、近所のコンビニに電話した。

何気なく電話したコンビニ。この電話がなかったら、今の私はいなかったのかもしれない。

面接日。
オーナーは６５歳のおばさん。でも、６０代には見えない華やかさと言うか気品がある人で志津子さんと言う。

志津子さんは一見怖そうだけど、実際話したらめちゃめちゃ話しやすい人だった。

その後に店長の野田さんにも会った。まだ３０歳なのに安心感を与えてくれるお兄さんって感じ。

すぐに採用。
翌日からバイトに入った。

まともに働くなんて自分でも気持ち悪い感じだけど、私は決めてた。

何があっても、もう援助交際なんてしないって。

だけど、コンビニのバイトでも覚える事はたくさんあって、初日はほんとに疲れた。

くたくたに疲れてソファーでウトウトしてる私に、毛布をかけてくれたリュウ。

そのまま眠り気付いたら夜中だった。

《起きたら食えよ》

置き手紙と一緒にあった形の悪いおにぎり。

リュウ、慣れないのに作ってくれたんだ…。

そんな小さくても温かい優しさ。

私に幸せを感じさせてくれた。

リュウに気になる子がいたとしても、私はこれでいいと思った。
その子とうまくいった時は、私はちゃんと身を引こうと思った。

コンビニのバイトで知り合った、サナエとハルキくん。同い年のサナエとは気が合い、３つ上のハルキくんはいいお兄さん。

この二人と出会わなかったら、今頃私はきっとまだ、悪い道を歩いてたかもしれないね…。

リュウの事をきちんと聞いてくれるサナエとハルキくん。
志津子さんに怒られた時も、笑い飛ばしてくれる。援助交際してた昔なんて、なかったような感覚だった。

リュウとも相変わらずな日々が続き、バイトをしだして気付けば半年。

久々にある人から電話が鳴った。

〔ミサキ〕

出るのをためらった。
でも、何してるんだろうって言う興味から電話に出てみた。

「久しぶり～元気？私さぁ…」

相変わらずテンションの高いミサキ。
ミサキは、私にお金になる話を持ちかけてきた。