聴覚傷害

高校生になり、授業中でも途中で抜け出す毎日。
盗んだバイクでパトカーに追われるがパトカーにワザとぶつけられ、逮捕。手錠をかけられたまますぐに病院へ行く。
留置所での服は血まみれだ。
48時間拘留で終わったが…

昼はゴルフ場で働いていた。
そんな生活も半年ぐらいで、学校退学。
原因はタバコを学校の前で吸っただけ…
高校生活が楽しかった僕は来年も行くつもりだったが、『お前がおったら、この学校も荒れて来る』と言われて完全に嫌われていた。
そして、16歳からVIP仕様のCROWNを買った。
皆が単車を買い出す時期だか、皆より目立ちたいし、車の運動はかなり上手かった。(多分、今よりも)笑

しばらくすると親に車を運転していることがバレた。
かなり厳しい親なので、家出生活が始まる。

中学からのたまり場になっていた、女の仔の家へと家出。その家庭はおかしな家だ。
僕が家出をした事で、友達八人ぐらい徐々に家出を始めたのです。
ご飯は全て万引き。ゴミ袋満タンになるまで盗みまくり、皆で食べる毎日。
今まででほんとうに楽しい時期だった。
だが、車のカギを落としてしまい、車は放置するはめに。
名義人を警察が捜しても見つからなかった自分でも分からない車だ。

その時、パトカーと事故した時の事件が家庭裁判所から呼び出しがあった。
もちろん、呼び出しなんか行かない。
だが、親が必死で探してきて、先輩を使った罠を仕掛けられた。
先輩からの呼び出しに行けば、母親がいた。

二回目の家庭裁判所の呼び出しで行ったが鑑別所に入所する。
一ヶ月ほどで出れたし、もう罪は全て償われた感覚に入っていた。
もうヤンチャは辞めよう。
すぐに落ちついていった。
鋭い目が、優しい目に変わったねって言われるようにまでなった。

しかし、昔の血が騒いだかのように友達の為やって言う傷害事件を起こしてしまった。

Ｋ市とＳ市の大概のヤンキーに怖がられていたので、そのプライドが強いせいだろう。

二回目の鑑別所。そして、中等少年院へ送致。

少年院生活では難聴の僕に取ってはすごく厳しいものだった。
個室の外から号令がかかるが、聞き取りにくい。
ちょっとでも遅れたりしたら怒られる。
椅子の座り方、歩き方、一つ一つの動作に自由がないのだ。
その中で、法務教官の指示は絶対。
開き直って少年院でも暴れたろうかと思うぐらいだ。

早く出たい為に我慢するしかない。
ひたすら我慢。
友達、家族の事を考える毎日だ。
僕はまだ少年院でも真面目にしていた方なので、先生(法務教官)にも気に入られるが、一度、中間期で集団の規律違反をして、出院準備まで進級した瞬間に単独寮へと行かされました。

新入時→中間期→出院準備と進級をしていくのだが、規律を守らないと、単独部屋(反省の場所)へ行かされる

誰かが早く出たいが為にチクリ合いが発生していたのだ。

それから先生に嫌われて、本気で暴れたくなった僕は『次に怒られたらキレますよ』って信用している先生に言いました。

その先生は少年院の生活に不満を持っていた。
生徒の気持ちを分かってくれるのだが、一部の生徒から嫌われていて、僕が出院した後に、ある事情で逮捕されていたのです。

なんとか、厳しい少年院生活も予定よりも一ヶ月だけ延びたが退院できました。
これからは真面目に生きるって思いで3年経ったが…

今年、僕の彼女の先輩達20人くらいと花見をしようとすると、全く関係のない人が喧嘩を売って来たのです。
僕は彼女以外、誰も分からない状況なので相手を含めて30対1ぐらいで喧嘩なっていると思ったぐらいだ。

味方も敵も分からない状況で、先に殴ってしまったのは僕ですが…
結局は2対1で殴り合いをして、決着もつかぬまま終わった。

もう、喧嘩もしたくないがプライドを捨てなければまた同じ繰り返し。
他にも解決方法があるんだ。
俺には難聴と言う障害とも一生付き合わなければならない。

人生に
ファイティングポーズを忘れません。