あんぶれら 。
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#1 [S] 10/07/09 18:05
#2 [S]
はじめまして(´∀`)
自分の経験談を書きたいと思います
ここには書かないでください
読んで頂けたら嬉しいです
宜しくお願いします(^ω^)
:10/07/09 18:08
:L04A
:☆☆☆
#3 [S]
――――2009 夏
「やっと終わったー!」
後ろの席から愛が声をかけてくる。
「おつかれ。
これでやっと自由やー!」
そう、今日で一週間にも及んだ期末テストが終わったのである。
クラス中に換気の声が沸き上がる。
単純と言えば単純だが、高校生なんてそんなもんである。
:10/07/09 18:15
:L04A
:☆☆☆
#4 [S]
「で?今日どうするよ?」
"テスト最終日には打ち上げをする"
いつから始まったのか、誰から始まったのか、今となっては誰も気にかけない。
クラス変えのないこのクラスで、テストが終わる度に打ち上げという一貫の儀式を3年間もやっているから、当然って言えば当然。
―進路も考えなきゃなぁ…
「んじゃあ、花火でいいやん!」
いつの間にか花火をする事になっていた。
:10/07/09 18:21
:L04A
:☆☆☆
#5 [S]
「また7時に河川敷なー!」
つぐみ達と別れ、1人誰もいない廊下を歩く。
―この感じ、好きなんだよなぁー(笑)
「風見、ちょっと来い」
振り返ると担任が手招きをしていた。
どうせ進路の話だ。
「進路の話なんだけど―」
ほらきた。
「そろそろ決めねーと。
お前には皆期待してんだぞー?
体育の桑名先生だってな―」
またこの話。
「わかってますよ。」
そんなぐらい。
「ちゃんと、
わかってます。」
自分のことだもの。
:10/07/09 18:30
:L04A
:☆☆☆
#6 [S]
「じゃあ決まってんだなー?
あっおい!」
私は歩き出していた。
むしろ走っていたに近いかもしれない。
とりあえず、逃げ出したかった。
現実と向き合うのは、どうも
まだ準備が出来ない。
―♪♪〜♪
「あーもう、催促メールだろー?」
チラッと時計を見るともう待ち合わせの7時を少し回っていた。
靴箱の扉を思いっきり閉める。
[まだかえー(´・∀・`)]
妙に腹立つな。
「さーきーに…
はーじーめーとーいー
…てっと!」
携帯をポケットにしまい、私は河川敷まで急いだ。
:10/07/09 18:37
:L04A
:☆☆☆
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