―月の下で貴方と―
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#1 [ユキ] 10/07/17 22:47
先生
ほんとに、好きだった
#10 [ユキ]
「じゃあ自己紹介していくか。
学年とコートネーム。
あとポジションもな。」
ミチさんから始まった。
コートネームとは
バスケをする上だけで使う
名前のこと。
呼びにくい名前の人は
本名とは別の名前だが、
私は本名もユキ。
:10/07/17 23:23
:L04A
:lJj5UP2s
#11 [ユキ]
そして、あたしの番。
「2年のユキです。
ポジションは
ポイントガードです」
「よろしくな」
先生は優しく笑った。
:10/07/17 23:25
:L04A
:lJj5UP2s
#12 [ユキ]
練習中、先生はずっと
椅子に座って練習を見ていた。
時折メモをとったりもしていた。
練習が終わったあと、
あたしだけ岸本先生に呼ばれた。
:10/07/17 23:28
:L04A
:lJj5UP2s
#13 [ユキ]
制服に着替えて
先生のいる教官室に行くと
何やら話をしている
岸本先生と植田先生。
どのタイミングで
声をかけたらいいかな・・・
なんて思っていると
植田先生と目があった。
二人ともぎこちなくお辞儀をした。
それに気付いた岸本先生は
あたしを呼び寄せる。
:10/07/18 16:10
:L04A
:MHJln1JE
#14 [ユキ]
あたしがそそくさと
椅子に座っている
岸本先生の横に行くと
「さっき言ってたユキです。
バスケ部で唯一
選抜選手なんですよ。」
岸本先生はそう言うけれど、
あたしは恥ずかしくて
こっちを見る植田先生の
視線が気になってしょうがなかった。
「ユキ、植田先生は
今もグラブチームで
バスケを続けている人だ。
ポジションもお前と同じだし
いろいろ教えてもらえ」
:10/07/18 16:18
:L04A
:MHJln1JE
#15 [ユキ]
「はい・・・・」
「じゃあ俺は会議があるから」
そう言うと岸本先生は
部屋を出ていった。
なんとも気まづい。
:10/07/18 16:20
:L04A
:MHJln1JE
#16 [ユキ]
何か喋らなくちゃ・・・
「あの・・・山下ユキです。
これからよろしくお願いします」
お辞儀をして顔をあげると
先生は笑った。
「よろしくな!」
そう言って手を差し出してきた。
私も手を出して、握手。
:10/07/18 23:24
:L04A
:MHJln1JE
#17 [ユキ]
笑った時にできるえくぼが
凄く印象的な人だった。
これが先生との出会い。
:10/07/18 23:25
:L04A
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#18 [ユキ]
それから先生とは
部活ではもちろんのこと
たまに学校生活でも
出会うようになった。
先生の担当は3年の理系の数学。
私は2年で文系だったので
授業を教えてもらうことは
基本的にはなかった。
:10/07/18 23:29
:L04A
:MHJln1JE
#19 [ユキ]
ある日のこと。
「ユキ!」
廊下を歩いている時に
後ろから呼び止められた。
「柚。どうしたの?」
同じクラスの柚は
1年の時からの大親友。
サッカー部の
マネージャーをしている。
:10/07/18 23:33
:L04A
:MHJln1JE
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