毎日頑張ってきた

いっぱい考えて
いっぱい悩んで
いっぱい悔しくて
いっぱい泣いた

最後の１時間半で
全て出し切った

残ったものは
確かにあるんだろうけど
今だって
私の中では延長戦だよ

４月の終わり頃

先輩｢好きな色とかある？｣
私 ｢色…赤が好きです｣
先輩｢赤ね…レッド…レ…“レイ”！｣

部活に入部するとともに新入部員にバレー部でのコートネームが与えられた

私は由来が赤色ってだけで“レイ”というかっこいい名前をもらった

名前に似合う選手になるぞって密かに決意

新入部員は選手２人とマネージャー１人

３年生は選手４人とマネージャー２人で２年生は選手６人だった

合計１３人で５月にある大会突破の県大会出場を目指すことになった

１年のもう一人の選手は“ハル”ちなみにハルの担任、中村先生がバレー部の顧問

私は部活前にいろいろ話しかけた

私　｢中学んときセンターやってたよね？｣
ハル｢うん。レイはもしかしてライトだった？｣
私　｢そうそう！｣

２人の出身校が隣町だったからお互いをよく知っていた

会話をしていく中でやはり気になったのが希望するポジション
ハル｢私レフトやりたいんだよねー。レイは？｣
私　｢私も一応レフト…｣

ハルはしっかり者でよく気づいて頼りがいのある子だった

点とってチームを引っ張るならピッタリじゃないかと、私は自分のことなど忘れてた