VVVV居場所VVVV
最新 最初 🆕
#1 [*REN*] 10/07/27 03:41
あたしの居場所はドコですか?


ねぇ?


誰か教えて……


いつも心の中で問いかけてみる。


でも、返ってくるはずなんて無い答えがあたしを孤独にさせる……

#6 [*REN*]
前には車がとまったままで、知らない男は諦めなかった。

「ちょっとだけこっち来て?」

話を聞けば去ってくれると思い、レンは車の方に近づいた。

「何?誰に用?」

レンはそっけなく言った。

知らない男がレンを指さした。

「は?あたし?」

何かしちゃったかな?と考えていた時に、運転席に居た男が口を開いた。

「こいつと連絡とったって」

そう言いながら後ろ座席を指さしていた。

⏰:10/07/27 05:46 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#7 [*REN*]
そこには、前の二人とは違っておとなしそうな男がいた。

爽やかそうで童顔?って感じだった。

あんまり好みな感じでは……なんて思っちゃったりした。(笑)

好みとか言う問題じゃなくて、自分で言えないの?って思ったから、からかわれてるのかな?と思って確かめてみた。

前の二人には聞いてないのに話てるのは前の二人ばかり。

「こいつ学校で一目惚れして、それから気になってるらしいから、連絡とったって?」

前の二人と違って真面目そうに見えて、あまりにもおとなしいからからかってるとは思えなくて、ためらったけどメールアドレスだけを教えた。

⏰:10/07/27 06:06 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#8 [*REN*]
爽やか少年がレンに向かってペコリと頭を下げたあと、車は去ってった。

もちろんレンは皆から質問攻めにあった。

「何何〜?」

「あれ誰?」

皆はニヤニヤしながら聞いてきた。(笑)

名前も知らないのに説明なんて出来る訳がなかった。

ちゃかされていた時に携帯が鳴った。

皆いっせいに反応した。

⏰:10/07/27 06:28 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#9 [*REN*]
受信BOXを開くと知らないアドレスからのメールがあった。

────────────
さっきは急にごめん。

俺、マサト。

良かったら、返事ちょうだい。

よろしく

────────────

爽やか少年からのメールは、皆に携帯を取り上げられて見られてしまった。(汗)

その時、一人が驚いた顔でレンに言った。

「あたし知ってるかも!!」

その言葉に皆くいついた。(笑)

そのあと、爽やか少年に質問をしていったら、友達の同級生だった事を知った。

⏰:10/07/27 06:52 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#10 [*REN*]
友達からは良い奴と教えられた。

マサトはほんとに良い奴だった。

何週間かメールが続いて、校内でばったり会った時に二人で授業をサボった。

校門に立って居た先生があたし達をとめた。

それでもマサトは歩いて行った。

あたしは後ろから着いて行った。

先生はあたしを見てマサトに問いかけた。

「彼女出来たんか?」

レンは、友達かい!?とか心の中でつっこんだ。(笑)

マサトは前を向いたまま「黙れ、片想いやし」と答えた。

複雑な気持ちになった。

⏰:10/07/27 07:08 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#11 [*REN*]
話てみてわかった事は、マサトはすごい優しくて、照れ屋さんで、純粋って事。

やっぱり良い奴だ。

マサトと話てると優しい気持ちで居られた。

こんなメールがきたせいで我に返ったけど……

────────────

さっき男と居た?

レンは俺の事好きやろ?

────────────

いつも一方的で何考えてるかわかんない元カレからだった。

急に振ったくせにあたしが離れると何かと接点をつくろうとする。

辛くてもレンの中にはまだ元カレを好きな気持ちがあった。

⏰:10/07/27 07:44 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#12 [*REN*]
そっけなくメールを返し何件かやりとりした。

元カレからこんなメールが届いた。

────────────

レンとやり直したい。

────────────

ここで携帯を閉じた。

あたしの顔を見てマサトは何かあるって事に気付いたんだろうな……

その日の夜マサトから電話がきた。

⏰:10/07/27 07:53 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#13 [*REN*]
たわいもない話をしていたのに、マサトが急に「付き合って?」なんて言い出すからレンはビックリした。

少し考えてから「マサトはまだあたしのこと一部しか知らないんだよ?」って言った。

「だから知りたい」って言われた。

レンの中でマサトは仲の良い男友達だった。

それに、レンには元カレに気持ちが残っていたから……

「マサト、あたし元カレの事まだ好き……」

辛い事も全部話た。

諦めると思ったのに逆だった。

⏰:10/07/27 08:00 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#14 [*REN*]
「レンは馬鹿やな」って優しい声で言ったあとに「俺が忘れさせる」って言ってくれた。

「あたしはまだ付き合えない……ごめんね?」って言ったら「いーよ、待つから」って言ってくれた。

それから忘れる為に元カレの事は避けた。

何週間後に元カレとは完璧に切れた。

はずが、元カレは何故か帰り道には必ず現れるようになっていた。(汗)

何も危害はなかったけど。

⏰:10/07/27 08:20 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


#15 [*REN*]
いつものように友達と帰っていると、レンの携帯に知らないアドレスからメールが入った。

────────────

二年のユウやけど…わかる?

レンちゃんとメールしたいからレンちゃんの友達にアドレス聞いた

急にごめんな…

良かったらメールして

────────────

レンはユウくんの事をなんとなくは知っていた。

⏰:10/07/27 08:40 📱:SH906i 🆔:pwdaupQ6


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194