一生守りぬく

気の強い女の子主人公
榊輝羅ｻｶｷｷﾗ

ほぼ実話です。
初めて書くので未熟ですが、読んで頂けると嬉しいです!

そんなコウキとヨウイチとの遊びを繰り返す中、友達の家にいた時。

｢ぬぅああああぁぁ!!!!｣
『!!!!!!!!』
急に親友が発狂してた｡笑
詳しく聞けば、ただ生理になっただけ…あほな親友…。泣

『生理か～
生理、前～……』

生理。
生理…
生理…？
SEIRI………………
きてない

｢え……？｣
『生理きてない―…』

発狂してた親友が真剣に
｢避妊は…？｣
私は首を横に振った。

とりあえず検査薬し｡
親友に真剣に言われ、素直に帰宅する途中で薬局で買った。
どれがいいのかわからなくて、少し高めの２種類を買った。

家につき、説明書を必死に呼んだ。

これにおしっこかけるねんな？

一本目…
反応が出ない…間違えた？泣
説明書を読み直し再度挑戦!

この時は妊娠してるわけがない!!それしか頭になかった。

二本目
検査薬に一本のライン…

一本のライン？陰性か？
説明書と照らしあう。

何も考えれない…

失敗したはずの一本目も、二本目も、陽性反応…
妊娠してる……………

何かの間違い!!!
絶対間違いや!!!
病院行こ…

一人で行く産婦人科…
心細くて、怖くて、病院の妊婦さんに冷たい目で見られ…
今でも鮮明に覚えてる

｢榊輝羅さん？｣
名前が呼ばれ、尿検査をし診察室に入るように告げられた。
診察室に入ると優しそうなおばさんがニッコリしてた。
ベッドに寝かされ、器具を入れられた。
痛くて、怖くて、目をぎゅっと瞑って早く終わる事を願った。
何より妊娠してない事を願った。

おばさんの所へ戻り、病院を後にした。

病院を出ると堪えてた涙が一気に溢れた｡
私は一人の体ではなくなった…

泣きながら電話をかけた…

ﾌﾟﾙﾙﾙ…
｢はい？｣
『ｸﾞｽｯ……ｸﾞｽｯ……』
｢輝羅？どないしたんや？｣
『ヨウイチ……妊娠してる……ｸﾞｽｯ』
｢俺のちびか？｣
『……違う。コウキ…』

かけた相手はコウキではなく、ヨウイチだった。
何故ヨウイチかはわからない。ただ心の中でヨウイチの子供がいいと願ったから。

いつの間にかコウキより、ヨウイチが大好きだった……

生理が来てなかった事、先生の言葉。一つ一つ必死に思い出しながらヨウイチに伝えた。
｢……男は？｣
声でわかる。ヨウイチがキレてる…

男に伝えろと言われ電話を切った。
その間も涙が止まる事は知らない。

ヨウイチに言われた通りコウキに電話をかけた。話があるから会いたいと…
だけどコウキはトラックの運転手。すぐには会えない。
だから電話で伝えた
『私は妊娠した……』と

｢産もやっ!!!｣
って喜んでくれると思った

コウキは
｢どないすんねん？｣

…………え？
どないする？
わけわからん…

｢また帰ったら連絡する｣

その言葉を聞き、涙は止まり、心に決めた。

…一人でこの子を育てると

　
　
　
神様はこの日、私に罰を下した。
16歳の私には重たくて、過酷すぎる罰を…

私は妊娠して自分のお腹にいる小さな命と別れをする奴はバカだと思っていた。
けど、現実は私も同じになる…
だから、私は一人で育てると決めたんだ。

所詮、16のガキ
私に何ができる？この子を守れる？