やさしい背中、小指の約束
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#1 [hi] 10/09/21 02:53
キミの背中はやっぱり狭くって、なんだか頼りない。
でもね、そんな背中が何より愛しい。
「…ん?どした?」
必ず、私の方を振り向いてくれる。
いつだって、私を見ていてくれる。私だけを。
分かってるよ。
「…ん。」
差し出された小指、いつものサイン。
"大丈夫だよ。側に居るから。"
ぎゅっと強く繋ぐ。
これは魔法。
これだけで、安心する。
キミにだけ出来る魔法。
他の人じゃ意味がない。
今日、私は、結婚します。
#267 [hi]
キミが知らない私。
それでも好きでいてくれる?
自信ないの。
私に魅力なんて、ないから。
繋ぎ止めるものなんてないから。
失うのが恐ろしく怖い。
:10/12/16 22:06
:D704i
:☆☆☆
#268 [hi]
:10/12/21 01:01
:D704i
:☆☆☆
#269 [hi]
━━━━━━━━
「私には絢しかいないの!!」
そのとき、時間が止まった。
自分でもびっくりするくらい、自然に出た言葉。
:11/02/06 15:55
:D704i
:☆☆☆
#270 [hi]
些細なことで、暴れて、力いっぱい泣き叫んだ。
もうどうしていいか分からなくて。
ただただ、こうやって、発散するしかなくって。
:11/02/06 15:55
:D704i
:☆☆☆
#271 [hi]
絢を見ると悲しい笑顔。
私は自己嫌悪で、涙が溢れてきた。
なんてことをしてしまったんだって。
絢が優しく抱き締めてくれる。
:11/02/06 15:56
:D704i
:☆☆☆
#272 [hi]
絢しかいないって言っておいて、こんな風に困らせて。
「…俺にも日菜しかいないよ。」
:11/02/06 15:56
:D704i
:☆☆☆
#273 [hi]
いや、ダメ。そんな寂しいこと言わないで。
絢ちゃんには、直ちゃんだって、お母さんだって、お父さんだって、お兄さんだって、劇団の仲間だっているじゃない。
:11/02/06 15:57
:D704i
:☆☆☆
#274 [hi]
…あ、そっか。
無言の微笑み。
(分かってるでしょ?日菜。)
:11/02/06 15:58
:D704i
:☆☆☆
#275 [hi]
「日菜には俺しか居ないね。」
なんてふざけてキミが笑う。
本当。
全部を受け止めてくれるのは、絢しかいないね。
:11/02/06 15:58
:D704i
:☆☆☆
#276 [hi]
「のど乾いたでしょ?なんか飲もっか?」
こくん、頷く。
:11/02/06 16:07
:D704i
:☆☆☆
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