*〜DESTINY〜*
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#1 [りん] 10/09/21 20:04
運命。
こうなってしまったのは私のせい?
それとも最初から決まっていたのかな。
でも、もう誰にも分からないよね。
まあくん。
#2 [りん]
:10/09/21 20:11
:SH905i
:ku33lnY6
#3 [りん]
「いらっしゃいませー」
華やかなドレスと綺麗に作り上げたメイク。
雑誌で見るような髪型にラメをたくさんのせる。
お気に入りの香水とお気に入りのネイル。
6年前
私は夜の世界で生きていた。
:10/09/23 19:13
:SH905i
:xxg7Z86.
#4 [りん]
私の名前は"りん"。
性格は短気で気が強いけど弱虫っていう訳わかんない人間。頑固だし女特有のネチネチした所もたくさんある。それを隠したいから必死にサバサバしてるように演じるけど多分演じきれてない痛い女。
そんな痛い私にも親友はいた。
"みほ"だ。
みほは私と違って痛くないどころか、ものすごく素直で優しい女の子だった。
:10/09/23 19:34
:SH905i
:xxg7Z86.
#5 [りん]
私とミホは中学からの友達。なんと誕生日も同じなのだ。
毎日のように一緒にいて、楽しい時も辛い時も失恋した時も怒った時もいつもミホが隣にいた。
うん…いてくれた。の方が正しいかも。
うちらが夜の仕事を始めたのは18歳になって数ヶ月たった頃だった。
:10/09/28 18:22
:SH905i
:J8wvY18Q
#6 [りん]
そもそも、夜を始めたきっかけは数ヶ月前の誕生日におきた事がきっかけだった。
その日、友達や先輩のはからいで知り合いのバーを貸し切り、私とミホの盛大な誕生日パーティーを開いてもらった。
寂しい事に彼氏どころか好きな人もいなかった私とミホ。先輩方は、そこら辺にも気を使っていただいたらしく(笑)見た事もない男の人も結構いた。
:10/09/28 18:36
:SH905i
:J8wvY18Q
#7 [りん]
知らない男の人は7人。
なかでも目立ってたのが『まさと君』と『はる君』だった。
かっこいいから目立つとかじゃなくて、単純にその2人がすごい明るくて面白くて話し上手だったから自然にその2人を目で追いかけていた。
みほもそうだった。
顔を見れば大体わかる。
みほも私を見て感づいたようだった。
「実はこの2人、寂しい事に彼氏いないんだよねーっ!誰か遊んであげて!」
先輩の1人が、突然そう言ってうちらの肩を押した。
:10/09/29 18:28
:SH905i
:2nBKgYnI
#8 [りん]
/
あーーー!もお!
そーいうの無理!
まじ恥ずかしい!!
\
私は心の中で叫んだ。
初対面の人にかなりシャイな私は、それだけでもうどこを見たらいいのかさえ分からずただ床を見た。
何が恥ずかしいって?
それ目当てで先輩に男を連れて来てって頼んだと思われたりしたらって思うとものすごく恥ずかしいんです。
考えすぎ?
そうなんですよね。
私のよくないとこ。自分でも面倒くさいほどいちいち考えちゃう女なんです。
:10/09/29 18:40
:SH905i
:2nBKgYnI
#9 [りん]
みほもどちらかというと、合コンとか紹介が苦手なタイプ。
みほは恥ずかしいというより、相手を意識してるみたいで話しづらくなるから嫌らしい。
まあ数ヶ月後には、そんな私達ではなくなってしまうんだけど。
その日はまさと君とはる君という太陽みたいに明るい人達がいたので、先輩が言い放った後は私が恥ずかしがってる暇もなくケー番を交換した。
:10/09/29 19:02
:SH905i
:2nBKgYnI
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