駄メンズにハマった女
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#1 [まき]
私の過去の恋愛です。

馬鹿げていたのは充分反省した上で、この小説を書かせていただきます。

初めて書くので、誤字・脱字・乱文あるかと思いますが、読んでいただけるとうれしいです。

⏰:10/09/25 10:07 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#2 [まき]
「ヤバイ、俺携帯止まりそう」

好きな人にこう言われたら、あなたはどうする?

⏰:10/09/25 10:09 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#3 [まき]
私は迷わず、携帯代として1万貸した。

正確に言えばあげた。

この件以来、私はお金にだらしのない駄メンズにハマり、私自身は貢いでしまう情けない女へとなってしまった。

⏰:10/09/25 10:14 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#4 [まき]
最初に携帯代を渡した男は3歳年下。

ボーイズバーを上がり、彼の身内が経営するバーでバーテンをしていた。

私が彼と出会ったのは某サイト。

彼の方から私に絡んできた。

彼のページに張られた写メを見ると、ジャニーズ顔でイケメンという枠に入る顔立ちをしていた。

⏰:10/09/25 10:19 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#5 [まき]
その時は知らなかった。

私に絡んできたのは客引きのため…つまり私をバーの客にするために絡んできたきたなんて。

話題も豊富で優しい彼に、私は知らず知らずのうちに惹かれていた。

⏰:10/09/25 11:18 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#6 [まき]
彼とサイトを通じて話をする。
それが日課になっていた。

そんなある日、電話をしようと彼の方から言ってきた。

彼に惹かれはじめていた私はOKした。

サイトで知った見ず知らずの男に、連絡先を簡単に渡すなんてマヌケだけれど。

でも彼には友達も沢山いたし、彼に近づきたい一心で番号を教えた。

⏰:10/09/25 11:24 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#7 [まき]
初めての電話。

正直今となっては、何を話したかあまり思い出せない。

ただ、すごくドキドキしてた事ははっきり覚えてる。

確か2時間くらいの電話だった。

その電話をきっかけに、メルアドも交換した。

⏰:10/09/25 11:28 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#8 [まき]
それからは、毎日メールして、サイトでも毎日絡んで、電話もしょっちゅうした。

サイトのお互いのページの伝言板という欄には「俺(私)の相棒」と書き合って、他の人からの書き込みはお互い消す約束をした。

そのせいか、よく絡みに来た人には「相棒と付き合ってるの?」なんて聞かれた。

バカらしい事だったかもしれない。

でも、その時の私はそういうのが嬉しかった。

彼と絡んでる他の女の子より、少し特別な気がして…。

⏰:10/09/25 11:37 📱:SH08B 🆔:HiSQQHec


#9 [まき]
メールのやり取りをしはじめて、1ヶ月が経った頃、彼が会ってみたいと言い出した。

お互い写メも交換してるし、電話でもよく話すので、私はその言葉に何の抵抗も感じなかった。

彼は仕事が平日の夜から朝までのため、土曜の夕方から会う約束をした。

⏰:10/09/26 01:42 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#10 [まき]
服何着て行こう?

髪型どうしよう?

最初会ったら何話そう?

約束の日がくるまでの間、私は全く落ち着きがなかった。

何をしていても、頭の中は彼との対面の事でいっぱいいっぱいだった。

⏰:10/09/26 01:46 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#11 [凪]
続きを、よろしく…(;_;)

⏰:10/09/26 09:45 📱:N905i 🆔:soeVryP.


#12 [まき]
>>11 凪サン

読んでくださってる方がいて嬉しいです(>_<)
ありがとうございます★

更新頑張りますので、またよかったら読みに来てください

⏰:10/09/26 10:06 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#13 [まき]
浮かれていたある日…

「告白された

彼からのメールでの報告に私はへこんだ。

見た感じ、嬉しそうだし、きっとOKしたに違いない。

「よかったじゃんおめでとう」

⏰:10/09/26 10:11 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#14 [まき]
私がガッカリしていると、告白は断ったとのこと。

「俺お前が気になるし…てか好きだし」

会った事もない人を好きになるなんてありえなかった私。

でもこの時、私は彼が好きなんだなって確信した。

⏰:10/09/26 10:16 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#15 [まき]
彼に好きと言われ、私も好きだと言った。

…これは両思い?

このやりとりをしてからは、今までのメールに少し恋人っぽい内容がちらほら入るようになった。

⏰:10/09/26 10:19 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#16 [まき]
気分が最高潮の状態で、ついに彼と会う日を迎えた。

念入りにお洒落して、いざ待ち合わせ場所に向かう。

ほぼ同時に駅に着いたため、待ち合わせ場所に繋がってたエスカレーターで鉢合わせした。

私と彼の間に一人男性が並んでたけど、お互い「あっ!」て指差し合って笑った。

間に立ってた人、迷惑でしたよね、ごめんなさい。

⏰:10/09/26 10:25 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#17 [まき]
彼の身長は180cm。

私は150cm、でもヒールでもう少し高かったかな。

最初二人でご飯を食べに行った。

また何の話をしたか忘れてしまったけれど、メールや電話で毎日話してる分、初対面とは思えないくらい、会話は途切れなかった。

⏰:10/09/26 10:31 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#18 [まき]
「今からさ、俺の働いてるバーで飲まない?今日は俺も客席着くし、おごるよ」

ご飯を食べて、ゲーセンにいったり、買い物をして、すっかり暗くなった時、彼がそう切り出した。

彼がどんなところで働いてるかも興味があったので、バー行くことにした。

⏰:10/09/26 12:24 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#19 [まき]
連れて行かれた所は、待ち合わせした駅からだいたい15分ほど歩いたところ。

たくさんのガールズバーやホスト、パブなんかが並んでる筋を抜け、少し落ち着いた場所にあるビルだった。

店内に入ると、お洒落なオーナーが「いらっしゃいませ」と私たちを出迎えた。

薄暗い照明で、棚に沢山のお酒やリキュールがならんでいる。

⏰:10/09/26 12:30 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#20 [まき]
私はここに来るまでは、バーとか、そういう所には無関心な方だった。

いつも居酒屋なんかに飲みに行くばかりだったので、新鮮で少し緊張した。

「まさ、こんな可愛い子連れてデートか?」

オーナーがニヤニヤしながら彼に聞く。

⏰:10/09/26 12:33 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#21 [まき]
「うん、そう。これからも連れて来るよ」

「まきです。よろしく」

私はアホだった。

それが「常連客として連れて来る」を意味していたなんて、知らなかった。

⏰:10/09/26 12:38 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#22 [まき]
そこのバーは1杯500円、チャージ料金1000円のショットバー。

店内にあるカラオケやゲームをしながら、私たちは終電まで盛り上がった。

その頃には私も彼もすっかり酔っていた。

「まき〜、今日家行っていい?」

⏰:10/09/26 12:44 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#23 [まき]
お店を出る直前、突然彼がそんな事を言いだした。

私は酔いで頭がぼーっとしていて、無言状態。

すると彼が軽くキスをしてきた。

そこからは正直記憶がない。

⏰:10/09/26 12:50 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#24 [まき]
酔いがすっかり覚めた頃には、私のマンション(一人暮らし)に彼といた。

それからまた普通に会話して、少しだけ家でもお酒を飲んだ。

飲みながらDVDを見る。

私が少しウトウトしてきた頃、彼が体をくっつけてきた。

⏰:10/09/26 12:55 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#25 [まき]
「キスしていい?」

彼の質問に私が答える前に、彼がキスをしてきた。

さっきお店を出る前にしてきた軽いキスとは違う。

会ったばかりなのに、私は彼にその先までもを許してしまった。

⏰:10/09/26 19:08 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#26 [まき]
翌日、私は気まずくなるのが嫌で、平然を振る舞った。

本当は顔を合わすのも照れ臭い。

でも幸い、彼も普通に接してくれていた。

その日は、私が作った朝ごはんを二人で食べて、彼を駅まで送って行った。

「また家遊びに行くね」

⏰:10/09/26 20:46 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#27 [まき]
そこで私は1つ疑問を抱いた。

私と彼の関係は何?

⏰:10/09/26 20:48 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#28 [まき]
確かなのは友達でも恋人でもないということ。

メールでお互い好きだとは言った。

キスもそれ以上の事もした。

でも直接は好きとも言われてないし、付き合おうという話にもならなかった。

⏰:10/09/26 20:53 📱:SH08B 🆔:cwnZ7GdY


#29 [まき]
…都合のいい女。

この時は私はそんな風に思わなかった。

⏰:10/09/27 08:38 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#30 [まき]
チキンな上に、彼が離れてく事、嫌われる事が怖くて、私は何も聞けずにいた。

彼からは相変わらず毎日連絡先がくる。

でも一つ違っている事がある。

それは以前のように恋人っぽい事をメールで言ってこなくなった事。

⏰:10/09/27 08:42 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#31 [まき]
それが気掛かりで、モヤモヤしていた私は思いきって告白をする事にした。

「いきなりだけど、まさの事本気で好き。付き合ってください」

メールでの告白。

送ってすぐに彼から返信が来た。

⏰:10/09/27 08:51 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#32 [凪]
(◎-◎;)ドキドキ

⏰:10/09/27 10:08 📱:N905i 🆔:V9Scl7qY


#33 [まき]
>>32 凪サン

コメントありがとうございます
読んでくださる方がいるとすごく励みになります。

今から少し続き書きます

⏰:10/09/27 16:33 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#34 [まき]
「ありがとう。すげー嬉しいけど、自分の気持ちが分からない。今は彼女とかいらないんだ…」

私はフラれてしまった。

「分かった。こっちこそいきなりごめん。でも気まずくなるのは嫌だから、これからも友達でいてね」

私が迷った末に選んだ答えは、友達でいる事。

⏰:10/09/27 16:36 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#35 [まき]
告白してからも、連絡は毎日、朝から夜まで取りあった。

彼と知り合ったサイトでも、絡んでいたけれど、私が彼の伝言板に書いた「私の相棒」の文字はいつの間にか消されていた。

私だけは消せずにいた。

消したくなかった。

そんな中、しばらくして彼はそのサイトの強制退会にあった。

⏰:10/09/27 16:43 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#36 [まき]
多分客引きのために、たくさんの人と連絡先を交換していたんだと思う。

その時の私は、そこまで考えなかったけれど。

「強制退会くらった!でもまきとはこうやって毎日連絡できるしいっか

フラれたものの、こんな言葉だけでも嬉しかったりした。

⏰:10/09/27 16:48 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#37 [まき]
でも、しばらく会わないでいると会いたくなる。

好きだから尚更、連絡だけだと物足りなく感じる。

「今度いつ暇?よかったらご飯でも行かない?」

何度も送ろうか迷ったお誘いメール。

会いたくてたまらなくなったある日、断られるのを覚悟して、私は勇気を出して送ってみた。

⏰:10/09/27 16:51 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#38 [まき]
「俺も一緒に飯行きたいけど、仕事今忙しくて…。俺もまきと会いたいしよかったらまた店来ない?」

彼に会いたいという思いで、私は再びバーへ向かった。

「俺も会いたい」と言われたのも嬉しかった。

私は本当にバカだった。

⏰:10/09/27 16:56 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#39 [まき]
今思うと、私みたいな女はいいカモだったに違いない。

「店暇だから来て」

「キャッチ面倒だから助けに来て」

「会って話したいから来て」

「相談に乗って欲しいから会いに来て」

全部OKして行ってたもんね、私。

⏰:10/09/27 17:11 📱:SH08B 🆔:GGWxH6sQ


#40 [凪]
(´Д`)ホレタ、ヨワミダヨネ…

⏰:10/09/27 17:58 📱:N905i 🆔:V9Scl7qY


#41 [まき]
>>40 凪サン

まさにそれです!
惚れたら負けって言いますもんね

⏰:10/09/28 22:07 📱:SH08B 🆔:RSsZCnIw


#42 [まき]
彼と会ってたのはもちろん、店だけではない。

二人でご飯行ったり、私の家にも来たりした。

クリスマスは彼の方から誘って来てくれた。

もともとクリスマスとか行事ものには無関心な彼。

それなのに、私と会う約束をしてくれた。

⏰:10/09/28 22:31 📱:SH08B 🆔:RSsZCnIw


#43 [まき]
そのクリスマスは今でもハッキリ覚えてる。

確か待ち合わせは夜で、彼の家の近くだった。

大きなツリーが点灯している場所で、恋人たちが手をつないで、ツリーの前を行き来する。

私たちも他人から見たら、恋人同士に見えてたかな?

⏰:10/09/28 22:37 📱:SH08B 🆔:RSsZCnIw


#44 [まき]
それから、私の家に行き、ご飯とケーキを二人で作って食べた。

クリームとイチゴを二人ともつまみ食いしまくったから、ケーキの飾り用が全然なくて笑った。

それからテレビを見て、手を繋いでくっついて寝る。

初対面の日、私たちは一線を超えてしまったけれど、あの日以来、一度も彼は手を出して来なかった。

⏰:10/09/29 00:19 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#45 [凪]
ギャクニ、フアンニナルヨネ(´`)

⏰:10/09/29 06:15 📱:N905i 🆔:r4e/FrM2


#46 [まき]
>>45 凪サン

周り見えなくなって、追っかけちゃうんですよねー

⏰:10/09/29 11:22 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#47 [凪]
人を好きになるって
哀しい事の方が多いのかななんて思うときあるわ
でも、その時はきっと運命の相手じゃなかっただけなんだと思う。…(^-^)ヨウニシテル

⏰:10/09/29 14:47 📱:N905i 🆔:r4e/FrM2


#48 [まき]
>>47 凪サン

私も哀しい思いをする事が多い恋愛をしてきました

今凪サンは恋していらっしゃるのですか

⏰:10/09/29 15:51 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#49 [我輩は匿名である]
間にコメント入ると読みづらいので、感想板作っていただけませんか?

⏰:10/09/29 15:53 📱:T001 🆔:c8zpPQDQ


#50 [まき]
>>44 更新します

次の日の朝、まだ寝てる彼を起こさないように起きてる、私は朝食を作る。

前日に、ピザやステーキ、ケーキを作ったので、朝は和食にしてみた。

起きた彼が、料理をオーバーなくらい褒めてくれた。

「まきは絶対いい嫁になるだろうな」

⏰:10/09/29 15:54 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#51 [まき]
>>49 匿名サン

指摘ありがとうございます

今から早速感想版作ります(^O^)

⏰:10/09/29 15:56 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#52 [まき]
遅くなりましたが、感想版を
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4833/
に作らせて頂きました

もしよろしければ、こちらにコメント頂けると嬉しいです

⏰:10/09/29 16:03 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#53 [まき]
>>50 続き書きます

好きな人にそう言われて、単純に嬉しかった。

でもその半面悲しかった。

私はフラれている。

クリスマスをこうして一緒にいるのに、毎日連絡しているのに、彼の1番にはなれない。

⏰:10/09/29 16:06 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#54 [まき]
昼からは買い物したり、彼の家(職場仲間と同居)に遊びに行き、二人でゲームしたりしてた。

夜になって、彼と部屋を出て、エレベーターを降りる。

すると、ヤンキー上がりです!みたいな女の人がいた。

なぜか私をジッと見ている。

⏰:10/09/29 16:14 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#55 [まき]
「あれ?なんでお前いるの?」

どうやらまさの知り合いらしい。

「こんばんは」

私はとりあえず挨拶した。
…この人、だれ?

⏰:10/09/29 16:17 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#56 [まき]
「この子だれ?」

彼女が私を指差した。

「俺の彼女だけど」

…………………………は?

⏰:10/09/29 16:19 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#57 [まき]
私が困惑して、彼の方をチラッと見ると、軽くウインクしてきた。

あぁ、話を合わせろって事ね。

「初めまして。まきです」

私がペコッとお辞儀すると、さっきまで怖い顔で私を見ていた彼女が、急に笑顔になった。

⏰:10/09/29 16:29 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#58 [まき]
「やるじゃ〜んまさ!こんな可愛い子泣かしたらおかん承知しないからね」

…おかん?

…まさの…おかあさん!?

⏰:10/09/29 16:36 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#59 [まき]
その人はまさの母親だった。

「さっきはわりぃ!まさかおかんがこっち来てると思わなくてさ」

まさの家庭はちょっと複雑で、親は離婚している。

あまり勝手に話せる内容ではないので、おおざっぱに言うと、小学生の頃に両親は家を出て、兄弟だけで生きてきたらしい。

父親の消息は分からないが、母親は今もまさとは離れた場所に住んでるものの、時々こうして、まさの家を訪れ、差し入れなんかを持ってくる。

まさ曰く、昔の事を詫びての行動らしい。

⏰:10/09/29 16:44 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#60 [まき]
まさのおかあさん、 私彼女じゃないんです。

可愛くないけど、彼にフラれて泣かされました。

怒ってください!笑

⏰:10/09/29 16:45 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#61 [まき]
彼の口に、私の手料理の味が合ったのか、クリスマス以降、お弁当を作って持ってきてほしいとよく頼まれた。

もちろん彼のバーに持っていくわけで、私は飲み代も払い手作りのお弁当までもを渡していた。

お弁当を渡せば、店のみんなが「ラブラブ〜」とかって冷やかす。

それが嬉しいような恥ずかしいような…

⏰:10/09/29 18:14 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#62 [まき]
彼はとにかくズルい。

私をドキドキさせる方法を全部知っていた。

持ってきたお弁当をお互い「あーん」して食べっこさせたり、不意に頭を撫でてきたり、ジッと見てきたり…

ドキドキしてないフリをしようと頑張ったけど、多分照れてるのバレバレだったよね。

⏰:10/09/29 19:25 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#63 [まき]
年越しのカウントダウン。

その年越しは彼が鍋パに誘ってきたけれど、先に地元の友達との約束があったので断った。

それまで彼からの誘いは断った事がなかったので、びっくりされた。

0:00を少し過ぎた頃、彼から来ていたあけおめメール。

嬉しくて、私もすぐに返事を送った。

⏰:10/09/29 19:48 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#64 [まき]
「俺の兄貴がまきと結婚しろって言ってる」

あけおめメールの後しばらくやりとりしてると、彼からそんなメールがきた。

「ありえないね、あたしら友達だし」

フラれてから、友達でいようと決めた私。

自分で友達だって送って、すごくズキズキした。

⏰:10/09/29 22:24 📱:SH08B 🆔:JlHE0iqM


#65 [まき]
「俺らって友達だったの?」

私は頭が真っ白になった。

私は彼に友達にすら見てもらってなかったの?

「じゃあ私って何?ただの客?笑」

確か冗談ぽくそんな風に聞いたと思う。

⏰:10/09/30 03:27 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#66 [まき]
「違うよ!そうじゃなくて、なんか友達って感じがしない」

またまたワケの分からない事を言い出した。

多分、本当はただの客だったのかもしれない。

もしくは都合のいい存在だったかもしれない。

この時は、そんな風に疑わず、ちょっといい意味で解釈してた。

恋人以上、友達未満。

⏰:10/09/30 03:32 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#67 [我輩は匿名である]
恋人以上友達未満?

それってどういう関係?

⏰:10/09/30 09:52 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#68 [まき]
>>67 匿名サン

すみません、間違えに気づきました

>>66の最後は
友達以上、恋人未満です

⏰:10/09/30 12:42 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#69 [まき]
>>66 続き書きます

そして訪れた、私が駄メンズにハマる瞬間。

彼とメールで話していると、携帯の料金が払えず、携帯が止まると言ってきた。

彼は客によく営業電話やメールをするため、携帯が止まれば営業に支障が出る。

そう思った私は、 つい軽く言ってしまった。

「携帯代貸そうか?」

⏰:10/09/30 12:49 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#70 [まき]
最初私がそう聞いた時、彼は拒んだ。

「そんなの悪いからいいよ!なんとかなるっしょ」

そこで私も話を終えておけばよかったのに、お節介心が動いた。

「携帯なかったら仕事も難しいんでしょ?いくら?」

そして私は彼に1万円を貸した。

⏰:10/09/30 12:53 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#71 [まき]
私はどちらかと言えばお金に余裕のある家庭でそだってきたし、自分の貯金もそこそこあった。

だから1万貸すことは大した事ではなかった。

「まじで助かった!ありがとう」

彼の喜ぶ顔を見ると、私も嬉しくなる。

ねぇ、あの時のありがとうはどんな気持ちで言ってくれたの?

⏰:10/09/30 17:31 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#72 [まき]
それからも私は彼の店に足を運んだり、お弁当を作ったり、私の家で彼と会ったりしていた。

ある日、彼の携帯が潰れ、私が前に使っていた携帯をあげる事になった。

その携帯に付けたままだったキティのストラップも外して渡そうとしたけど、 ストラップはそのままでいいと言われ、データだけ全て消して渡した。

この携帯が、ある事件を起こした。

⏰:10/09/30 17:37 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#73 [まき]
店の客で彼に惚れていたのは、私だけではない。

常連のうちの一人に、彼よりさらに年下の女の子がいた。

彼がボーイズバーをしていた頃、色恋で客にした子らしい。

そしてその女の子は彼に本気で恋をしていた。

⏰:10/09/30 18:16 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#74 [まき]
ある日、私とその女の子が偶然にも同じ時間帯に客席にいた。

正直な話、私は他のお客さんよりも、彼とは仲がよかった。

そんな仲のいい私たちを見て、その女の子の嫉妬心に火がついたらしい。

私はその子の気持ちは、後になって知ったわけで、何も知らずいつも通りに彼に彼にお弁当を差し入れたりしていた。

⏰:10/09/30 18:20 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#75 [まき]
「あれ〜、まさ携帯前のと違うくない?買ったの?」

彼が携帯を触っている時、女の子が言った。

「いや、潰れたからまきにもらった」

「そうなの。データ全部消すの大変だったんだよ〜」

後で彼から聞いた事だけど、私がそう言った瞬間、すごい目つきで私を睨んでいたらしい。

⏰:10/09/30 18:25 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#76 [まき]
それから少し経って、また彼の店に行こうかなと思い立った。

たまには驚かせようと、店の近くに着くまで、行く事を内緒にしてた。

ビルが見えてきたあたりでメールを打つ。

「まさ!今日行っていい?」

「ダメ!今日はやめとけ!来るな!」

⏰:10/09/30 18:30 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#77 [まき]
私は彼からの返信にア然とした。

なんで?

どうして行っちゃダメなわけ?

意味わかんない。

⏰:10/09/30 18:31 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#78 [まき]
彼が私が来るのを拒んだ理由…。

それはあの女の子だった。

彼が言うには、その子は勝手に私と彼はお互い両思いだと思っているらしい。

そして、私を殺したいくらい憎んでいて、「今度あの女見たら、まじ刺すから」と泣き叫んで、鞄からナイフを出して店で散々暴れていたとのこと。

⏰:10/09/30 18:38 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#79 [まき]
私はそれを聞いて、最初笑った。

「いくらなんでも、んな事するわけないでしょ。」

そんな私に、彼は必死でその子の性格や過去について色々と説明してきた。

⏰:10/09/30 18:41 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#80 [まき]
その子が多重人格な事。

ヤバい物に手を出してる事。

過去、嫉妬が原因で殺人未遂を2度犯した前科持ちである事。

それを聞いても、私は半信半疑だった。

⏰:10/09/30 18:43 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#81 [まき]
「頼む、俺、お前に何かあったらまじ困るんだ!危険な目にあわせたくない」

彼にそこまで言われたら帰るしかない。

もうビルは目の前なのに…。

ガッカリしていたその時、叫び声がした。

「ちょっとそこで待ってろ、ブス!」

⏰:10/09/30 18:49 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#82 [まき]
それはあの女の子の声だった。

…どうしよう?

とっさに私は近くの店の看板に隠れた。

少しして、その女の子がビルから出てきた。

私の心臓はドキドキしていた。

⏰:10/09/30 18:53 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#83 [まき]
「おいコラ、まじ出てこいよ!ぶっ殺すぞ!」

そんな事を叫び散らしながら、その子は私を探している。

周りに人はたくさんいたけど、彼女を怖がってか、みんな知らん顔。

ビルから彼もでてきた。

「あやか!いい加減にしろよ!」

⏰:10/09/30 18:56 📱:SH08B 🆔:ubqAGlLE


#84 [まき]
「なんであの子とばかり仲良いの?他の客やウチと全然態度違うじゃん」

あやかって子は泣きながら彼に怒鳴り付けている。

「…お前もうここ来るな」

「なんで…なんでよ!」

⏰:10/10/01 01:07 📱:SH08B 🆔:fxqXIIwQ


#85 [まき]
テレビや映画くらいでしか見ないような光景。

私はビクビクしながらそれを見つめていた。

その事があって以来、その子はお店にこなくなった。

「まきって子に会ったら本気で殺しそうだから…もうまさに迷惑かけたくないから」

そう電話で言ってたらしい。

私の事、そんなに憎んでたんだね。

⏰:10/10/01 01:12 📱:SH08B 🆔:fxqXIIwQ


#86 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:10/10/05 11:06 📱:CA004 🆔:GkDVqwpI


#87 [まき]
>>86 匿名サン

ありがとうございます

今から更新させて頂きます★

⏰:10/10/07 23:55 📱:SH08B 🆔:/qkKSMwE


#88 [まき]
コワイ思いはしたけれど、私は時間を見つけては、彼のお店に行ってた。

お弁当を渡したり、時々出かけたりするのも相変わらずで、連絡のやりとりも毎日していた。

そんな中、彼がまた言った。

「ごめん、また携帯止まる」

⏰:10/10/08 00:01 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#89 [まき]
「いくらあったら足りる?」

「ちょい仕事の電話で使いすぎたから…3万くらい」

私はすんなり3万、彼に渡した。

もちろん、ためらいが全くなかったわけではない。

でも、ここで軽くあしらったら彼が離れてくかもしれない。

今までみたいに「他のお客さんよりちょっと特別なポジション」にいられないかもしれない。

私はただそれが怖かった。

⏰:10/10/08 00:12 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#90 [まき]
1月の終わり…

私の誕生日だ。

この年は誕生日の前日に友達がパーティーを開いてくれた。

誕生日を迎えた瞬間、メールがきた。

⏰:10/10/08 00:17 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#91 [まき]
差出人は、彼だった。

「誕生日おめでとう!いつもサンキュ、まじで感謝してる!来年も再来年も、こうやっておめでとうが言える仲でありますように」

私が彼に自分の誕生日を教えたのはたった1度。

それを覚えてくれてた事が嬉しくて…

0時ちょうどにわざわざデコメ付きのメールをくれた事が嬉しくて…

ニヤけそうになった。

⏰:10/10/08 00:24 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#92 [まき]
後で聞いた事だけど、女に誕生日メールを0時ぴったりに送るのはこの時が初めてだったらしい。

文もなかなか思いつかなかったらしく、30分も前から考えてたって。

もしかしたらこれが、私を喜ばせるための嘘だったかもしれない。

でも、照れ臭そうな顔して話してる彼の言葉を私は信じた。

⏰:10/10/08 00:28 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#93 [まき]
「今日の夜暇?暇なら店こない?貸し切りだしタダにするからお祝いしよう」

いいのかな、そんな事してもらって…

彼の厚意に対して遠慮の気持ちもあったけど、嬉しさと会いたい気持ちでいっぱいだったから、迷わず、「行く!」と返事していた。

誕生日に彼に会える。

そう思うだけでドキドキした。

⏰:10/10/08 14:43 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#94 [まき]
誕生日の夜。

少しいつもよりお洒落してお店に入る。

「ハッピーバースデー!」

従業員全員がマイク片手に叫んだ。

「ありがと〜!」

従業員のマイクを引ったくり、私も大声でお礼を叫ぶ。

⏰:10/10/08 14:46 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#95 [まき]
従業員と私のグラスにシャンパンが注がれ、コールが始まる。

「まき、これ俺が作った…」

彼が、差し出してきたのはミートスパゲティー。

彼はちょっとだけ料理ができるから、自信満々な顔してた。

気のせいかもしれないけれど、この時食べたミートスパゲティー、今までで1番おいしかったよ…本当に。

⏰:10/10/08 19:42 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#96 [まき]
友達に祝ってもらって、好きな人や彼の仲間に祝ってもらって…

幸せな誕生日だった。

オーバーかもしれないけれど、このまま時間が止まればいいのにって思った。

ありがとう。

⏰:10/10/08 21:17 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#97 [まき]
誕生日が過ぎるばすぐ2月になる。

ひな祭りの後、街中はバレンタインムードに染まった。

もちろん、私は彼に渡す予定だった。

でも彼は、クリスマスと同様にバレンタインには無関心。

⏰:10/10/08 22:20 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#98 [まき]
そんな彼から、バレンタインの1週間前にお誘いが来た。

「まきさ、バレンタイン暇?よかったら家こねぇ?」

嬉しくて何回もそのメールを読み直す。

まさ、そんな風に行事ものとか誕生日に誘ってくるから、私期待してたんだよ?

⏰:10/10/08 22:28 📱:SH08B 🆔:Hz6vBIxc


#99 [まき]
バレンタイン当日。

手づくりチョコを持って彼の家に向かう。

もう1度告白してみようかななんて考えたりもした。

でも、チキンな私にはできず、いつも通りにする事にした。

彼にとっても、その方がいいに決まってる。

⏰:10/10/09 13:13 📱:SH08B 🆔:1nt1tSBo


#100 [まき]
>>97 2つ目の文にあるひな祭りは節分の間違いです

>>99 続き書きます

「これ…作った!」

ちょっとだけ話してから、用意したチョコを出した。

今まで、付き合った彼女からのチョコ以外、受け取った事がないと彼は言っていた。

そんな彼が、私のチョコを受け取ってくれるだろうか…

⏰:10/10/09 14:22 📱:SH08B 🆔:1nt1tSBo


#101 [まき]
「まじで?開けていい?」

「あ、うんっ」

すんなり受け取ってくれると思ってなくて、少しびっくりした。

「おー、超うまそ!」

「…味の保証はないから」

私はドキドキしながら、チョコを食べた彼の感想を待つ。

⏰:10/10/09 14:28 📱:SH08B 🆔:1nt1tSBo


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