駄メンズにハマった女
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#90 [まき]
1月の終わり…
私の誕生日だ。
この年は誕生日の前日に友達がパーティーを開いてくれた。
誕生日を迎えた瞬間、メールがきた。
:10/10/08 00:17
:SH08B
:Hz6vBIxc
#91 [まき]
差出人は、彼だった。
「誕生日おめでとう!いつもサンキュ、まじで感謝してる!来年も再来年も、こうやっておめでとうが言える仲でありますように」
私が彼に自分の誕生日を教えたのはたった1度。
それを覚えてくれてた事が嬉しくて…
0時ちょうどにわざわざデコメ付きのメールをくれた事が嬉しくて…
ニヤけそうになった。
:10/10/08 00:24
:SH08B
:Hz6vBIxc
#92 [まき]
後で聞いた事だけど、女に誕生日メールを0時ぴったりに送るのはこの時が初めてだったらしい。
文もなかなか思いつかなかったらしく、30分も前から考えてたって。
もしかしたらこれが、私を喜ばせるための嘘だったかもしれない。
でも、照れ臭そうな顔して話してる彼の言葉を私は信じた。
:10/10/08 00:28
:SH08B
:Hz6vBIxc
#93 [まき]
「今日の夜暇?暇なら店こない?貸し切りだしタダにするからお祝いしよう」
いいのかな、そんな事してもらって…
彼の厚意に対して遠慮の気持ちもあったけど、嬉しさと会いたい気持ちでいっぱいだったから、迷わず、「行く!」と返事していた。
誕生日に彼に会える。
そう思うだけでドキドキした。
:10/10/08 14:43
:SH08B
:Hz6vBIxc
#94 [まき]
誕生日の夜。
少しいつもよりお洒落してお店に入る。
「ハッピーバースデー!」
従業員全員がマイク片手に叫んだ。
「ありがと〜!」
従業員のマイクを引ったくり、私も大声でお礼を叫ぶ。
:10/10/08 14:46
:SH08B
:Hz6vBIxc
#95 [まき]
従業員と私のグラスにシャンパンが注がれ、コールが始まる。
「まき、これ俺が作った…」
彼が、差し出してきたのはミートスパゲティー。
彼はちょっとだけ料理ができるから、自信満々な顔してた。
気のせいかもしれないけれど、この時食べたミートスパゲティー、今までで1番おいしかったよ…本当に。
:10/10/08 19:42
:SH08B
:Hz6vBIxc
#96 [まき]
友達に祝ってもらって、好きな人や彼の仲間に祝ってもらって…
幸せな誕生日だった。
オーバーかもしれないけれど、このまま時間が止まればいいのにって思った。
ありがとう。
:10/10/08 21:17
:SH08B
:Hz6vBIxc
#97 [まき]
誕生日が過ぎるばすぐ2月になる。
ひな祭りの後、街中はバレンタインムードに染まった。
もちろん、私は彼に渡す予定だった。
でも彼は、クリスマスと同様にバレンタインには無関心。
:10/10/08 22:20
:SH08B
:Hz6vBIxc
#98 [まき]
そんな彼から、バレンタインの1週間前にお誘いが来た。
「まきさ、バレンタイン暇?よかったら家こねぇ?」
嬉しくて何回もそのメールを読み直す。
まさ、そんな風に行事ものとか誕生日に誘ってくるから、私期待してたんだよ?
:10/10/08 22:28
:SH08B
:Hz6vBIxc
#99 [まき]
バレンタイン当日。
手づくりチョコを持って彼の家に向かう。
もう1度告白してみようかななんて考えたりもした。
でも、チキンな私にはできず、いつも通りにする事にした。
彼にとっても、その方がいいに決まってる。
:10/10/09 13:13
:SH08B
:1nt1tSBo
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