もう忘れたよ

なんか褒められて嬉しいはずなのに
なんだか素直に受けとめられなくて

りょうさんはいないんですか？

って逆に質問してみた。

りょう「今はいないかなー。いつか出来るといいんだけどね！」

そう言われて
りょうさんの方がすぐに出来ちゃいそうって思って
少し心配になっていた。

帰りはまたりょうが送ってくれて
もうちょっと一緒にいたかったなーって
思ってしまっていた。

これは好きなのかな？

寝る前もすごいドキドキしちゃって
早くまた会いたいと思っていた。

すると、りょうからメールが来た。

『優ちゃん起きてる？』

私はメールが来たことが嬉しくて
眠気が覚めてしまった。

『起きてますよー！』

すると、またすぐにりょうからメールが返ってきた。

りょう：『良かった。今日もバイトで疲れてるのに話付き合ってくれてありがとね。』

私：『いえいえ！こちらこそ家まで送ってもらちゃって申し訳なかったです＞＜』

りょう：『全然だよ、俺優ちゃんと話してる時楽しいからさ！今日ももうちょっと話してたいと思ってたし。実は(笑)』

え！
こんな事言われて嬉しくない訳がない！！

なんて返信しようか迷ったけど

私『私もりょうさんと話してると楽しいですよ。』

って送った。

少しドキドキしながら返信を待つ。

りょう『そんな事言われたら嬉しいじゃん(笑)
優ちゃん、今週末あいてる？今度は普通に遊ぼうよ！』

っていう返信がきた。

私『今週末あいてます！いいですよ！』

こうして
今度はバイト後じゃなく、普通に遊ぶ事になった。

誘われたって事は、
誘ってくれたって事は、
少し期待しちゃってもいいのかな？

私は嬉しくて興奮してて
その日はあまり眠れなかった(笑)

次の日

学校に行って
さぎりにりょうの事を話した。

さぎり「まじで？優ちゃっかりいい感じじゃん！○○高のりょうさんってなんか聞いた事あるかも。」

私「みゆの知り合いの先輩で、ライブとかよくいる人なんだけど。」

さぎり「そうなんだ～。まぁ年上だしいい人なんでしょ？今週末、楽しみだね♪」

私「あー、緊張するなー。」

こんなそんなで
りょうと約束をしていた日になった。

私は張り切りすぎない格好で行った方が
無難だと思い
髪を少しだけ巻いて
服はカジュアルな格好で行った。

駅前で待ち合わせ。

りょうが先に来て待っていてくれた。

私「お待たせしました！すみません！」

りょう「全然平気だよ。おはよ！」

私「おはようございます。」

りょう「てか、優ちゃん敬語はやめてよ(笑)なんか寂しいじゃん！
前から言おうと思ってたんだけど(笑)」

私「えっでも一応先輩だし。(笑)」

りょう「先輩とか関係ないから！(笑）今日からは敬語使わないで！よろしくな！」

私「はい(笑)」

りょう「じゃあ、行こうか！」

そう言って２人で歩き始めた。
こうやって歩いてたら
周りからカップルみたいに思われてるのかなー。

そんな妄想をしつつ
私の心に中は、ルンルンしていた。

りょうはこの日スケボの板を買いに行くと言っていて
まずはスケボのお店２人で行った。

りょうはスケボを趣味でやっていたので
このお店にはよく来てるらしく
店員さんとも仲が良さそうだった。

りょう「あーこれこれ！これマジで欲しいんだよね～かっこよくない？」

そう言って私に板を見せてきた。
なんか無邪気に選んでる所が子供みたいで可愛かった(笑)
こんな顔もするんだなーって。

私もりょうの横でスケボの板を色々見てると
りょう「優ちゃんもいつかやってみなよ！スケボは楽しいよーまぁ怪我もするから気をつけなきゃだけどね(笑)」って言ってきた。

私「スケボかっこいいよねー、よく公園でやってる人達見るけど
凄いなーって思っていつも見てる。」

りょう「うん！俺色々なスポーツやってきたけど、一番夢中になれたスポーツがこれなんだよね。」

そう言ってりょうが
「じゃあ、ちょっとコレ買ってくるわ！」
とレジに向かった。

りょうが戻ってきて

りょう「あーまじ嬉しい！優ちゃん付き合ってくれてありがと！
もうお昼だからご飯でも食べいく？」

私「うん！」

りょう「なんか食いたいもんとかある？」

私「なんでもいいよ！」

りょう「じゃあ、ファミレスでいっか！色々あるし！」

私「うん！いいよー」

そう言って２人でファミレスに向かった。

ファミレスでも
お互いに色々な事を話してて

りょうは大らかで
優しくて
また色々なりょうを発見出来た気がした。

私はりょうにだったら
なんでも話せて
素でいられて
一緒にいる時間が本当に楽しくて
仕方なかった。

こんなに自然に楽しいって思えるの
初めてだった。

りょうは大人っぽいくせに
無邪気で
子供みたいに笑う。

そんなところも
大好きだったよ。

ご飯を食べ終えて

私は本屋さんで雑誌を買いたかったから
本屋さんに行くことになった。

雑誌を立ち読みしてると
男雑誌の方に行ったはずのりょうが来て

「女の子の雑誌って見てみたい！」と私の見ていた雑誌を覗いてきた。

２人で雑誌を見ながら
この服がかわいい、このコーデが好きとか話してたね。

なんか幸せで
嬉しくて。